ただ愛おしい

この物語は、ふたりの少女のお話です。

『私』が抱く『ハシコ』への想いが恋情なのか友情なのかは分かりませんが、恐らく『私』にとってそんなの瑣末事なのでしょう。

木漏れ日のように揺れながら一秒、また一秒と日常がゆっくりと、そして穏やかに流れていく。
二度と戻らない日々が愛おしくて切なくて……。 

読み進めるにつれ、胸がぎゅっと締め付けられて暖かい涙が滲んでいきます。

心の内に触れるような、繊細でとても優しいお話でした。

筆者さま、素晴らしいお話をありがとうございました。

皆様も是非、お読みください。
よろしくお願いいたします。

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