人には星を、彼らには光を。

プラネタリウムは星を見るものだという先入観にとらわれていた私は、著者の逆転の発想に脱帽です。異種族間の邂逅と理解の過程をユーモアたっぷりの筆致で説得力を持って描写できるのは、同種のモチーフを長年にわたって深く掘り下げてきたこの著者ならでは。お互いの憧れは違っても、求める気持ちは変わらない。今より少しだけ優しくなれるこの作品、ぜひ!

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