概要
想いを込めて終焉に立ち会う――愛についての雑然たる考察/とある帰結――
誰もまじめに取り合わなかった兵器で、地球そのものが粉々になる羽目になった、冗談のような終焉。
その滅びと面しながら、主人公は託されたモノと向かい合う。奇蹟を科学に落とし込んで成立させた結晶。
一つは救済を、一つは破滅を導く。
それらを手に、想いを馳せる。
その滅びと面しながら、主人公は託されたモノと向かい合う。奇蹟を科学に落とし込んで成立させた結晶。
一つは救済を、一つは破滅を導く。
それらを手に、想いを馳せる。
※KAC2024皆勤賞絡みで参加開始、しかし返せるネタが無いのでギフトは他の作家様へどうぞです……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!終末の中に輝く希望、人類への深い問いかけ
橘永佳さんの『或る美しい日にて、君を想う』は、地球の終末を背景にした壮大な物語やけど、そこに描かれるのは人類全体の危機だけやなく、個々の人間の希望や葛藤の物語やねん。この講評会で語り合って改めて感じたのは、この作品が「壮大なテーマ」と「繊細な人間模様」を同時に描き切っているところ。
特に印象的やったのは、科学的な概念や哲学的な問いかけが作品の軸になりながらも、それが冷たく感じへんのは、登場人物たちの選択や感情が読者に寄り添ってくれるからやと思う。終末の危機の中でもなお「未来」を見つめる視点が、物語全体に力強い光を灯しているんよ。
この作品について講評会を開いたけど、みんなと語り合う時間は…続きを読む