ちいさな入れ物に宿る魂たち

パリを舞台としたオムニバス形式のこちらの物語。

五つの短編からなるものなのですが、各話ごとに主人公が違います。そして、その主人公たちは蚤の市で古道具として売られている物です。絵を描く方が使われるイーゼルだったり、はたまた時計だったりと、それぞれの視点が違えば、出会う人たちも違います。

作者様の紡がれた繊細かつ丁寧の情景描写、そして流麗な文章は、そんな物とそれに関わった人たちとをこの物語は丁寧に描いています。

切なさと温かさが混在した、透明で綺麗な世界がここにはあります。読後の余韻もとても心地良いので、是非ゆったりと週末に読んで頂きたいです…!

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