読んでいて苦しい。だが、こんなにも心を動かされるのはなかなか無い。まずは読んでみて何かを感じられるならそれは決して無駄な時間では無いはずだ。
主人公が慟哭するシーンで泣いてしまいました。
読んでいる途中も、読み終わった今も、胸の動悸が治まりません。途中で、読むのを止めたい、という気持ちと、続きを読み切りたい、という気持ちが重なって、結局一気に読み切ってしまいました。読んでる途中で冗談みたいに、涙が零れたのが、一番の衝撃でした。作品を評価することが苦手で、今までレビューとか書いたことなかったのですが、この物語は、何か言葉にしたい、と感じてしまいこうして拙い文にさせて頂きました。今後が楽しみで、二度と触れたくない、でも続きを読みたい。そう思わせられたお話です。
主人公の右腕を失うきっかけになった女の子、利き腕を失うほどの後遺症に悩み続ける主人公、その主人公にどのように付き合っていけば良いのか分からなくなってしまっているクラスメイトや周りの人々。。。どの立場でも私はまともな対応ができる気がしません…読んでるのが正直辛いです。でも…その先にこの方々がそれぞれ事故と向き合い、折り合いをつけ、腕が無くても生きていけるんだと幸せになれるんだと言う希望を持ってほしいと強く願っています。
ちょっとの不注意から取り返しのつかない事になった複雑な思いが絡みあい読んでいて刹那すぎる。けれどもいい小説です。
事故、変わってしまった関係と日常。死すら覚悟しているからこそ、ゆずちゃんはどこまでも自分を追い込んでいく。無償、それに限りなく近い愛情を主人公に捧げていく。死は救済、と或る創作者の方が表現していたけど、あまりにも悲しい。まだ間に合うはず。どうかゆずちゃんが幸せになれますように。
曇らせ系の作品としては最高の滑り出しだと思う。このまま曇らせ切ってほしい
本作にのめり込んでしまって一気に読み上げてしまいました。是非このまま完結まで走って欲しいと思います!
タイトルをみて気軽によくある小説だと思ったが読んでみると良い意味でカクヨムぽさはない作品。自分はカクヨムを娯楽作品の暇つぶしで低俗な作品だらけと思っていたがこの作品は神作。文学的表現で感情移入がしやすく泣きそうになってしまった。曇らせはいかにキャラへの感情移入できるかが大事だと思うが、この作品は感情移入がものすごくしやすく、「作者は実際に隻腕なのではないか?」と思うほど。これまで二年ほど毎日二時間ほどカクヨムを読んできたが、初めてこの作品でレビューを書こうと思い書いている。
右腕を失ってしまった主人公。そして、激重となってしまった後輩ちゃん。人のどす黒い感情がありありと描写されており、読んでいるこちらまで泣けてきます。特に、妙にリアリティがあるところが最高です。親の目線、主人公の目線、後輩の目線、そして同級生の目線。様々な『思い』をありありと見せつけられる今作は、間違いなく神作です!!タイトルに騙されることなかれ。よくあるラブコメと同一視した日には、多分感情が崩壊します。迷っている方は是非、一読を!!毎話感動させられて、涙がもう止まりません。
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