宝飾師の弟子。魔力ゼロのぽんこつOLは、植物から宝石ができる世界で修業中。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（230文字）

※読み合い企画からのレビューです

主人公・ホタルが目を覚ますと、そこは草原の真っ只中だった
なんだかんだとホタルは宝飾師の弟子となり、アクセサリーの修理を生業とすることに──という導入から始まる本作品は、バトルもなければ悪人もいない、のんびりのどかで優しい物語だ

異世界転移と言えばのチート能力やざまぁ展開もなく、なんなら普通の人にはある魔力すらないホタルにできるのは、元の世界で趣味としていた宝飾の知識を活かしたアクセサリーの修理だけ
しかし、この世界にはアクセサリーを修理するという概念が存在しないため、ホタルは唯一無二の修理師として働くこととなる

本作品の魅力はと言えば、主人公のホタル…続きを読む

転生したのに、スキルなし！チートなし！
ボウガンを向けられ、銀髪イケメンに尋問され、気づく。

「えっ、私、ただのアラサーOLなんですけど！？」

会社員として平凡に生きてきたホタル。
アクセサリー作りを趣味にしていた彼女が、異世界で唯一活かせるスキルは……ものづくり！？

超強キャラに転生できると思った？
残念！できるのは「手作業」だけでした！

剣と魔法の世界で、ひとりのアラサーが職人として生き抜く異世界奮闘記、開幕！

植物からアクセサリーが生まれるという不思議な世界。そしてアクセサリーを直すという概念がない人々の中で、修理に奮闘する主人公。新しい価値観を生み出していく姿に、読んでいて心が温かくなります。

壊れたら直す、それが当たり前の私たちの世界って尊いんだなぁと感じる機会にもなりました。

転生前にはアクセサリー作りで辛い思いもしたホタルにはどんどん輝いていってほしいなと期待しています！

魔力や特別なスキルを持たないまま異世界に転生したOLが、手探りで異世界ライフを始める物語。

勘違いから宝飾店で働くことになった主人公のホタルですが、お店のマダムをはじめとする温かい人々に囲まれながら自分にできることを見つけていきます。

異世界の人々も登場する宝石やアクセサリーの描写もとても魅力的で、この世界の優しさ、温かさに癒される作品。

異世界に浸りたい方、ほっこりしたい方にもおすすめです！

主人公がチートじゃないところから始まって、異世界の不思議ではなくて自分のやれるところから始まるのがとても良きですね。
これから先が楽しみです！
おすすめコメントありがとうございました😊

この物語は突然異世界で生活することになってしまった女性ホタルが、前世の記憶や技術を駆使しながら楽しく生活していく物語。

宝飾師という職業が一般的なこの世界。ホタルにはその能力はないけれど、アクセサリーを直すというこちらの世界では一般的な知識を使って、お客さん達の思い出の品たちの未来を再び紡いでいく。

物を大切にすること。
生命を大切にすること。
作ってくれた人の想いを感じ、大切にすること。

日々生活を送る中で忘れてしまいがちなことを思い出させてくれる、そんな優しい物語。

宝飾職人を目指していた主人公が、異世界で宝飾品の修理業を営むファンタジー作品です。

ある日、異世界転移してしまった主人公は、心優しい人物の伝手で宝飾店に居候することになりました。

アマチュアとはいえアクセサリー制作を行っていた主人公は、店主の仕事を手伝おうとします。

しかし、この世界における宝飾店の作成とは、植物などを魔法で作り替える特別なもの。

当然、主人公にノウハウなど存在せず、暗礁に乗り上げてしまいます。

そんな時に聞かされたのは、植物を加工するゆえの脆さ。加えて、修理という概念がほとんど存在しない事実。

魔法が使えずとも、修理なら技術と道具でまかなえる。店の片隅に作業場を…続きを読む

現実世界のトラブルから一転、異世界での生活が始まります。

チート能力はなく、様々な登場人物との微笑ましいやり取りを重ねつつ、スローライフを贈る物語です。

丁寧であり読みやすい文体は惚れ惚れするものがあり、今後の展開に期待が高まります。

あなたもぜひ、異世界で腕をふるってみませんか？

文章力抜群の作者が描く異世界ファンタジー！
読みやすくておすすめです。

魔法の宝飾合成でアクセサリーを作る世界。
ここではアクセサリーを修理するという概念がありません。

主人公のホタルは現代日本でハンドメイドのアクセサリー作りをしていました。
手仕事でアクセサリーを修理できるというのは、この異世界では唯一無二の能力であるらしい。
第９話まで読みましたが、これからのホタルの活躍が楽しみです。