銀の剣士

　ひとり、銀の龍が天へ昇った時、

　大雨と暴風の中、故郷から連れ出された少年は故郷を失った。
　母親が雷雲の濃い星の時に眠る少女の夢に現れた。


　この世界の人々は、大きく分けて３種類。

　魔法を使える四種族。
　魔法が使えないヒュマノ。
　四種族とヒュマノの間の子アイテルマノ。

　故郷を失ったアイテルマノの少年は、外の世界をみるために旅に出る。
　母親と約束をしたヒュマノの少女は、『銀の民』を知るために旅に出る。

　外の世界をみて、銀の民を知ろうとしたふたりは、大陸を揺るがす何者かの企みに少しずつ巻き込まれていく。


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