魔術は、直感や才能、術者の精神だけが物を言うのではない。
“魔術は体系化できる。”
それは、この世界で未だ成し得た者のない、禁断の領域。
魔法という不確実な現象に“論理と再現性”を与えるために、魔術体系そのものを“理学”へと昇華させてみせる────。
検証を基に、論理立てて語られる魔術理論はどっしりとした説得力があります。これまで感覚だけで捉えられてきた魔術という曖昧な世界を、主人公は革新的な知見で紐解いていく。視界が開けるようなその爽快さが堪りません…!
主人公の冷徹な在り方にも惚れ惚れします。加えて、主人公の周囲を含む熱い人間模様も必見です…!!
本格的で重厚な世界観の異世界ファンタジーが好きな方におすすめ!!