概要
五億六千万年後の世界にて、生まれ直した私は再び聖女と対峙する
長い眠りから目覚めたロザリア・スカーレッド。
かつては侯爵令嬢であったが、婚約者であった王子から婚約破棄を言い渡され
いわれのない罪をかぶせられ国外追放された。
そしていつしか紅蓮の魔女、朱の聖女、真紅の錬金術師、などと呼ばれる伝説の存在となっていた。
世界をめぐり、旅をした彼女は死ぬ前に少し先の未来を見てみたいと思った。
そして故郷の近くに戻ってきた彼女は、自らに魔法をかけしばしの眠りについた。
目覚めるのはおよそ200年後……のはずだった。
「にゃにゃにゃ。ローザ様は実に五億六千七百万飛んで八千二百三十八日お眠りになっておりましたにゃ」
「五億六千七……え? な、なんですってーーーー!」
目覚めた先ははるか未来。
元いた世界は滅び、そして二度目の世界すら眠っている間に滅んでい
かつては侯爵令嬢であったが、婚約者であった王子から婚約破棄を言い渡され
いわれのない罪をかぶせられ国外追放された。
そしていつしか紅蓮の魔女、朱の聖女、真紅の錬金術師、などと呼ばれる伝説の存在となっていた。
世界をめぐり、旅をした彼女は死ぬ前に少し先の未来を見てみたいと思った。
そして故郷の近くに戻ってきた彼女は、自らに魔法をかけしばしの眠りについた。
目覚めるのはおよそ200年後……のはずだった。
「にゃにゃにゃ。ローザ様は実に五億六千七百万飛んで八千二百三十八日お眠りになっておりましたにゃ」
「五億六千七……え? な、なんですってーーーー!」
目覚めた先ははるか未来。
元いた世界は滅び、そして二度目の世界すら眠っている間に滅んでい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この設定にまず驚きました! さらにそれを越えて面白いです!
例えば、設定の凝った物語はとにかく「語る」。それは別に悪い事ではなく、そういう物語を望んでいる読者の強い欲求を、みっちりと埋める事が出来ます。
そんな設定に凝った「語り」重視の物語も楽しいですが、本作は凝った設定ながらその持ち味は「さらりと読める」事にあります。
その最大の魅力は筆者様の「文体」にあり、肩の力を抜いてとてもナチュラルに言葉を紡がれております。とは言え平坦・平易という訳でもなく、しっかりと人物像のポイントを押え、尚且つ適正に分かり易くストーリーを展開され、気が付けば物語に引き込まれています。
これって、実はやろうと思うと、めっちゃ難しいんです!!!
そういう事を「さらり…続きを読む