わかりやすい言葉であたたかい気持ちになるまるで 手に馴染んで使いやすい普段使いの食器のように今や私の日常生活にすっかりとけこんでいる
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(36文字)
が、この様な美しい日本語を綴る作家は大事にしなければ、と想ふ。
あなたの身の回りに、ふと……目を凝らしてみてください。どうして今まで気づかなかったのだろう……そしてそれはあなたの人生のどこかに繋がる見えない縁となっていく。小さな幸せをあなたの手にそんな気づきを与えてくれる優しくて素敵な短歌です。
わずか31文字でどこまで人の心を動かせるか、という問いの答えを知りたければ、この短歌集に収められた作品を味わうべし。ある詩は瑞々しい場面を、ある詩は心の奥を暖かくしてくれる情景を、5音と7音の繰り返しだけで描き出している。もし今後勅撰和歌集が編纂されるなら、ここから何首か選ばれるはず。
作者の目に映る世界はなんてあたたかで、繊細で優しいのか。日々の忙しさで忘れてしまった何かを取り戻せるような、癒しのひとときが得られました。ありがとうございます。
数行で、自然の素晴らしい美しさ、動物たちの愛らしさ、大宇宙の広大さまで感じられる短歌集です。 心のデトックスになります。 肩の力が抜けて、楽になれる気がしますよ。 素直な気持ちで読んで、優しくなれたら、あなたも、まわりも幸せになれると思います。
なんでしょう……南戸さんの紡がれる短歌は短歌であり、詩であり、歌であるようです。どこにでもあって、でも多くの人が気が付かないような、ひっそりとしたいのちやよろこびや息遣いが聞こえてくるような優しい優しい短歌です。詠みながらほぅ……と溜息が出ることでしょう。とても素敵な短歌を有難うございます!
温かく優しく包まれるような素敵な短歌です。
もっと見る