概要
夏は埋めたり埋まったり
取り返しのつかない過ちを犯した俺は、藁にも縋るつもりで砂風呂おじさんの所へ向かう。
砂風呂おじさん。実家近くの海水浴場の砂浜に、夏場、いつも埋まっているおじさん。
その明らかに異質なおじさんに俺は興味を持ち、幼少期からダル絡みをしていた。
毒を以って毒を制す。今の俺の状況を打破できるのは、そういう人なんだ。
猛暑と狂気に焼かれた俺の脳は正常な思考ができなくなっていた。
※若干の下ネタがあります。苦手な人はご注意ください。
『第一回 さいかわ葉月賞 テーマは「夏」』に参加させていただいています。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082082662779
砂風呂おじさん。実家近くの海水浴場の砂浜に、夏場、いつも埋まっているおじさん。
その明らかに異質なおじさんに俺は興味を持ち、幼少期からダル絡みをしていた。
毒を以って毒を制す。今の俺の状況を打破できるのは、そういう人なんだ。
猛暑と狂気に焼かれた俺の脳は正常な思考ができなくなっていた。
※若干の下ネタがあります。苦手な人はご注意ください。
『第一回 さいかわ葉月賞 テーマは「夏」』に参加させていただいています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!砂浜に埋まるジーニー。
砂風呂おじさんは、子供の頃に出会った変な人だ。
海開きの間、ずっと砂に埋まっている。
存在を始め、おじさんの謎は多い。
けれど不思議な安心感があった。不快感はなく、ジョークもいける陽気さもあった。
何にも知らないのに、何でも打ち明けられるような気がした。
だから、大人になった俺は車を走らせる。
彼に「過ち」の相談を聞いてもらうために……
・
この作品を読んだ時に、ランプの魔人、ジーニーが砂に埋まっているような印象がありました。
陽気さ、心強さ、たくましさを併せ持つ、純真な子供の味方というイメージに、
このおじさんは見事に当てはまっていたのです。
シュール…続きを読む