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  • アリサは美少女なんですね。彼女が多少は剣闘士たちの癒しになっているのかもなんて想像すると、ますますやるせない気持ちになります。

    >一人は何者をも叩き潰す大槌使い、モォブ。一人はどんな相手も叩き割る大斧使い、ガーヤー。
    ちょっ!待って待って、ここで出てくるとは不意打ちすぎて盛大に吹いたんですが!笑
    『矛盾』の故事みたいな紹介もじわじわきますし、もう名前からして二人ともほぼ死ぬじゃん。
    でも事情を軽くでも聞いてしまうと、なんか辛くなってきますね。二人とも生きて家族の元へ帰る未来が全然見えないから余計に。

    >もちろん。あんたのすぐ近くでね
    レオニスには、帰りたいと強く思うだけの理由があるんですね。でも勝てば勝つほど稼ぎ頭の本命馬になっちゃうから……(><)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >アリサは美少女
    闘技場の観客に人気があるのは見た目もですが、女の子が大の大人の死体を抱えていくからという面もあるみたいです(装備も着けたまま)。
    なので必ずしも美少女かというと、議論の余地が残りますね。作者のオフレコ的に言うなら、舞台映えする顔だと思っています。
    彼女を癒しに考える剣闘士も多いでしょうね。女っ気がアリサと、もう一人の同じ役回りの女の子だけなので。
    明日にも死ぬかもという剣闘士からすると、天使にも死神にも見えるかもしれません。

    お察しのとおり、今回は出ないだろうと思われた某一族です(笑)
    煽り文句は聞く側も話半分なので、まるきりのウソでない限りは好きなことを言ってますね。
    立場的にあまり掘り下げられることもないですが、やはり道楽で剣闘士をやってるなんてことはありません。
    二人ともが無事に故郷へ帰る……なんてうまい話はないもんでしょうか。

    はい、今回は名前までは出ませんでしたが、レオニスのことに間違いないですね。
    こんな過酷な場所で百勝を目指そうっていうんですから、それなりの理由はあるのだと思います。
    でも仰るように勝てば勝つほど強い相手と巡り合い、合間に戦場へなんかも駆り出されたり。
    うーん……ツライですね。

    編集済
  • ここでは、命についても触れられておりますが、エンタメとして実はバトルシーンを読み書きするのは好きです。ちょっと疲れているときは、カケヒキ系のバトルとか、頭脳戦とかが楽ですね。血みどろとか怖い虫とかは苦手です。サブタイトルが死合でどうなるのかと思いました。確かにそうですが、そんなにグロテスクではなくて助かります。インパクトあるサブタイトルですね。

    作者からの返信

    以前にお話した気もしますが、私は逆にバトルシーンの価値があまりよく分からなかったりします。
    実際に商業作品でもバトルシーンは読み飛ばしに近いレベルの斜め読みをします。
    たぶんバトルそのものは、ヒューマンドラマに必要な感情を左右しないからでしょうね。
    バトルの結果によって(誰か死んだとか)感情が動くことは理解できるので、そこだけはきちんと読み解きますが。

    本作はホラーやスプラッタではないので、血や肉感を過剰に描写する必要がないですね。
    剣闘士はどちらかの死によって勝敗が決まり、それ以外で演舞場から出ることはほとんどない。そんなものを楽しむ観客の大勢居る醜悪な場所で生きるしかない剣闘士というものを表現する言葉として『死合』としました。

  • 勝ち負けで決まる次の剣闘士か。厳しいね。
    ちなみにうちの娘は、同意するとき「だね」と言います。若者文化だあ! いや、私がかたくるしいのか。大人と接することが多く、中々やわらかい言葉がリアルではお口チャックですよ。

    作者からの返信

    続いてこんばんは。
    剣闘士は腕自慢の人が立候補するか、レオニスのように戦争で負けたとかで放りこまれるか。それとも罪人が罪から逃れるための交渉材料としてか。今回のは、その最後のパターンですね。
    アリサも言ってますが、剣闘士にならなくてもいいけど厳しい罰を受けてもらうよということになります。

    「だね」は「そうだね」を縮めて言っているもので、けっこう年配の方から聞くことも多い気がします。
    かなりざっくばらんな会話をする人であれば、年代はあまり関係ないかもしれないですね。

  • ありゃ。想いだしました。結婚して半年後に新居に義理の両親を招いたのですが、私は私でごはんを下手なりに作って歓待したところ、義母が鶏をしめてたまごの赤ちゃん入りの煮物を持ってきてくれました。食べ物って、食文化っていうくらい、色々あるよね。義母は、熊でも臭み抜き上手です。
    この二つの文化は、いままでまじえてこなかったから知らないのでしょうね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    日本の中でも食の隔たりはありますね。広島だと、山間部では鮫料理が有名だったりしますが。

    異なる文化が出会ったとき、どちらかが潰される必要は本来ないはずです。ウミドとアリサは戦争をする理由がないので、いつか互いの文化を楽しむくらいのことができればいいですね。

  • まさしく「死合」と呼ぶに相応しい壮絶な戦いでしたね。重傷を追いつつも武器を持った3人を殺した剣闘士は見事でしたが、今後の命運を思うと喜んでもいられません。
    ただ今この瞬間だけの観客たちの興奮のために、簡単に命が散っていく……

    しかし、一度に百人を相手にして勝ち残ったレオニスはどれほど強いんでしょう。よほど誰も勝てないんじゃないでしょうか。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ゲーム的な世界だと重症でもすぐに治ったりしますが、実際は失った機能の回復はないですし、治るとしても膨大な時間が必要ですね。
    そういう中での、文字通りに己の身体を賭けた剣闘士の試合を感じていただけたようで、ありがたく思います。

    >ただ今この瞬間だけ
    剣闘士たちの思いとは別に、観客についてもありますよね。名を上げた剣闘士のことをしばらく覚えていることはあるでしょうけど、結局は他人ごとです。
    どうやって何人が死んでも、ここの観客たちが悲しむということはほとんどありません。途轍もなく虚しい場所ですね。

    はい、さすがに『百人殺し』の重みが出てきますね。向かうところ敵なしということなのかもしれませんが、だとしても(むしろなおさら)虚しいですね。
    いつか自由の身になれるとでもいうなら、張りもありますが。

    編集済
  • 毒がないのは、くわれる側に耐性があるかも知れない。血筋とか。でなければ処置がいいのかな? 薬草とか。よそのまちではそんなことも新しい。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    ある土地に住む人は、やはりその土地に固有の動植物の毒を克服した身体を持っている というのは実際にあることらしいですね。
    というか欧米人がアルコールに強く、毎日のパン食で飽きない。日本人が納豆のような発酵食品を好み、毎日が米食で飽きない──というのも同じことみたいですが。

    とはいえウミドが大ネズミに咬まれても、特段の処置はされていませんでした。内出血とか、かすり傷程度の出血がせいぜいだったので。

    怪我や病気の対処、考え方。それ以外にも文化や知識の違いは大きいですね。

  • アリサの仕事を手伝うにも、寝不足じゃあ力が出せないでしょう。そうだ、今日からぐっすり寝よう!

    丸腰の1人VS武装の3人。これ、前者が勝ったらすごいですし、むしろ勝つところが見たいですね。
    ここまでの3試合、全て盛り上がるに違いない対戦カードが用意されていて、すごく面白いです。ウミドの状況に心を寄せつつも、観客目線で試合を楽しめる仕様。毎回わくわくしています。

    おっとウミド、剣闘士を目指すんですかね?
    何にしても、地道に鍛えて強くならなければいけませんよね。心身ともに。

    作者からの返信

    すずめさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    寝ないということを気軽に考える人は多いですけれども、短期的にも長期的にも悪いことしかないですよね。
    仮にウミドが汚い陰謀をレオニスに仕掛けるとしても、考えがまとまりませんし。
    というか主人公なので正々堂々、スッキリと戦ってほしいものです(作者都合)。

    対戦カードそのものは、もっと適当に書こうと思えば書けたんですが。それでは闘技場らしさが見えないなーということで、無い頭を絞りました。
    褒めてもらえて、某船医のトナカイのごとく踊っております。

    >剣闘士を目指す
    仇討ちという時点で正道はないだろうというツッコミはさておき、主人公としての正道は同じ立場になって打ち負かすことですよね。
    十一歳のウミドが怒りを抱えたまま、レオニスを負かすまで地道に鍛える時間を受け入れられるかというところにかかりますが。

    はてさて、実際はどうしようというんでしょう。どうであれ、色々な意味でタフにならないといけないのは間違いないですよね。


  • 編集済

    ボルムイールが大ネズミを惹きつける匂いでおびき寄せて、入れ食いのごとく殺戮しているわけですね。
    ショーとして仕込みがあるのは腑に落ちますが、スベグでは食糧だったものがこの扱いとは、これもまたカルチャーショックかもしれませんね。

    それはそうと。
    しんどい仕事をするアリサの姿を見て、ウミドの中に復讐以外の芽が生まれたように感じました。彼女を助けてあげられるようになるといいですね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >大ネズミを惹きつける匂い
    どうやらそうみたいです。ショーとしての仕込みというのも。
    日本人的な感覚でいうと、鶏か何かを引き寄せて大量虐殺し、食肉にするでもなく捨ててしまうという感じでしょうか。
    もったいないというのも日本人独自の感性と聞いたことももありますが、実際どんなものなんでしょうね。

    >復讐以外の芽
    スベグを出てからのウミドの視界は、『レオニスとそれ以外』というものだったと思います。それが仰るように、ちょっと変わってきた気配。
    アリサによって、ウミドに別の希望が湧き上がるんでしょうか。

  • 生々しいー。死体について、いまなら詳しく語れそうだわ。
    タイトルからしてバトルは避けられないですからね。ローマのコロッセオ、行きましたが、歩行者用の板が渡してありました。保護の観点でしょうね。相当人が入れます。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    生々しくも、直接的な残酷映像はないっていうギリギリな感じでお届けしております。
    ローマ、コロッセオ、いいですね。外国旅行というものに行ってみたいです。

  • 第二試合のネズミは、ウミドには馴染みのものなのですね。毒はないはずなのにそれで死んだ人がいるというのは、感染症の類なのか、人種によって耐性の違う毒を持ったネズミなのか。
    何にしても、ボルムイールのナイフ捌きは見栄えがしたことと思います。
    ウミドは何に気付いたんでしょう?気になります。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    大ネズミはウミドが住んでいた集落で、山羊以外のタンパク源として食べていたやつですね。
    身を持って毒がないことを知っているので、そこは間違いないはずです。
    街に居る小さいネズミとは、なにが違うんでしょうかね。

    >感染症
    蛇のような毒以外で人を死なせるとなると、その可能性が高そうです。ウミドたちの世界で、そんな知識はなさそうですけれども。

    ボルムイールは長剣もナイフもいけるみたいですね。どんな競技でもそうですが、道具を操るレベルが同等である場合は手足の長いほうが美しく、迫力も増して見えますね。
    もちろん同等になるには、それなりの難しさがあると思いますが。

    ウミドの気づき。さほど難しいことではないですが、おかしな事態です。はてさて、なんでしょうか??

  • 奴隷なのですかね?

    作者からの返信

    獅子と対峙する男たちのことですね?
    さて、ひどい扱いなのは間違いないですが、どういう立場の人なのか。
    奴隷だとしたら、せっかくの働き手でしょうに、無駄に潰すような使い方でもったいないですね(支配者目線)。

  • 獅子と書いてレオ。小説の密度が上がりますね。

    作者からの返信

    「レオだよ」
    「獅子(レオ)だよ」
    印象を比べますと後者のほうが重厚というか、前者が薄っぺらいですね。

    また前者を採用した場合、このセリフとは別にレオ=獅子(ライオン)であると説明が必要になるので、後者を採用しました。
    たぶんこのことを、密度が上がると言っていただいたのだと思いますが。

  • タイトルにもある通り、剣を使用するようですが、諸刃の剣の文化なのですね。

    作者からの返信

    続いてこんばんは。
    片刃もありますが、主流は両刃ですね。片刃のメリットは刃を薄くできることなので、頑丈な防具を相手にする場合は使いにくくなります。
    この帝国は統一から間もなく、さらに外へちょっかいをかけている情勢ですから、多く流通するのは両刃ということになりますね。

    ちなみに砂漠や熱帯のような暑い場所なら武装も薄くなるので、戦時下でも片刃が主流だったりします。

  • いよいよ剣闘士のかちどきみたいな感じでシーンを破りましたね。

    私事ですみませんが、先日実母の葬儀でした。子ども達が優しくてよかった。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんはコメントありがとうございます。

    勝鬨みたいなものでありつつ、「莫大な恩賞」に惹かれただけでもありつつですね。

    お忙しい中、わざわざありがとうございます。ご愁傷さまです。
    心身ともに、ゆっくりされてくださいませ。

  • ものすごく臨場感のある回でした。獅子の生き餌となった人々、もう哀れとしか言いようがありませんね……
    観客席の人々の興奮も分かる気がしました。血の臭いって、カーッ!ってなりますよね。
    一方で、アリサの心を殺したような苦しさもよく分かりました。あの人たちにも、ごはんを運んでいたんですもんね。華々しいショーの裏方の汚れ仕事。いつかおかしくなりそうです。

    と言いつつ、次の試合の行方もちょっと楽しみです……( ´∀`)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    死合と銘打っているだけあって、闘技場で戦う人々の様子を伝えられたらという回が続きます。

    >獅子の生き餌
    勝負の結果としてではあるものの、咬み殺された人たちも試合を組んだ側も、誰も獅子が負けると考えていないのが一目瞭然ですね。

    血の臭い、あるでしょうね。たとえば野球やサッカーに全く興味のない人がスタジアムに連れていかれると、意外と熱心に応援することがあるそうです(で、また行くかというと行かない)。
    音楽ライブなどもそうですが、現場で五感を刺激されるのは麻薬的なものがあるんでしょうね。

    アリサは「こういう場所」と言葉では割りきったことを言いますが、やはり本心は違うみたいですね。
    >ごはんを運んでいた
    そうですよね、どんな関わりがあったかで死に向ける視線も違うでしょう。
    汚れ仕事が嫌なら逃げればいいのにとウミドが言っていましたが、そうもいかないみたいです。

    次の試合は毒を持つという獣とボルムイールの対戦です。さて”どんな試合”になるやら、第一試合とはまた違う悪臭がするかもしれません。

  • 『レオニス』とは、もしやここに来てから付けられた名前なんですかね? 誰かの持ち物にされると、そういうこともあり得そうですよね。

    文化の違いに戸惑う少年少女……( ´∀`)
    ちょっとほっこりする一幕でしたが、何かいよいよそうも言っていられないことが始まりそう。
    飢えさせた獅子VS囚人たち。こりゃあ……

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    レオニスの素性についてですね。某湯屋でも名前を奪うというのがありましたが、個人を支配するのに効果的な手段ですよね。
    レオニスはニコライ卿が滅ぼした小国の兵士というところまで情報が出ていたかと思いますが、それまでの名前は──隠すほどでもないんですが、もう少しあとのお話で語られるので、ここは置いておきましょう。

    活発なアリサも思いがけないウミドの行為にドキドキです。そもそも嫌っているなら別ですが、やはり冷静ではいられませんよね。(嫌っていてもかもですが(笑))

    で。腹減ったと威嚇しまくりの獅子が舞台へ上げられました。さて囚人たちの中から無敵の勇者が……なんて、そうそうありませんよね。

  • 今のウミドでは、到底レオニスには太刀打ちできないでしょうね。だけど筋の良さは認めてもらっている。なんとなくレオニスが楽しそうなのは、きっと気のせいじゃないですよね。

    おお、獅子がいる。ただのペットなわけはないので、この子も出場者(?)なのかもしれませんね。そういう前座があるのかも。VS人間。
    百獣の王も、その名を冠したレオニスも、檻の中の閉ざされた世界……

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ウミドとレオニスでは実力差がありすぎて、どんな方法でも勝ち目はなさそうですね。それでもウミドが目的を果たそうとするなら、どうするんでしょうかね。

    >なんとなくレオニスが楽しそう
    どう見ても命を狙われる者の空気感ではないですね〜。ニコライ卿の配下としての彼、ドゥラクやイーゴリを前にしての彼、アリサと話すときの彼。
    どれも違いますが、本当のレオニスはどれなんでしょう。ウミドと対するときも違っていて、それが本当という可能性ももちろんあります。

    獅子。ライオンさんですねー。動物園でもかなりの大食らいと聞きますし、闘技場の地下でただ飼っているのではなさそうです。
    となるとまあ、お察しのとおりというところですけれども。どんな出番があるのか、お楽しみ(?)にです。

    おや、たしかに獅子(レオ)とレオニスで被ってますね。などと白々しいですが、あくまで名前だけのことで深い物語があるわけではないですけれども。
    もちろんそこに意味はあります。
    ともに寝起きするだけの檻の中。強い力を持っていても、どうにもならないんでしょうか。

  • 予測不能な攻撃を繰り出してくるボルムイール。いいですね、画面映えします。しかし彼は本気ではなさそうな感じ。
    レオニスは攻撃を全て弾きましたが、本番では剣が砕けてもおしまいにはならないんでしょうね。
    二人が本気で戦ったらどちらが強いのか。オラわくわくすっぞ!(観覧席から)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    剣闘士の試合も間もなくとなり、いよいよ戦いの日々が始まりました。

    レオニスが不審を言いましたけれども、わざわざボルムイールの戦いぶりを見せる必要があったんでしょうかね。
    もちろん武器を失ったくらいで、本番はおしまいになりません。木剣だから砕けたのではありますが、レオニスが不利な状況で終わりましたね。
    ドゥラクやほかの剣闘士も含め、どんな戦いが繰り広げられるか。
    「かーっ、おめぇ強ぇなー!」と言っていただけるでしょうか。


  • 編集済

    ドゥラクの主はこの人ですか。なんかいけ好かない奴ですね。
    そして何となく強者っぽい人も。少年漫画だったら大きめのコマでばーんと出てきそう。
    今回は原哲夫先生の作画で脳内再生されました。笑

    >勝ちを重ねれば、良いメシ、良い部屋、良い寝床。最後には莫大な恩賞が待っている!
    レオニスの待遇を見るに、ただのエサみたいな言葉なんだろうなと思います。
    「死合」というサブタイのとおり大概の者はそこまで行かずに脱落するだろうし、どれだけ勝てば恩賞とやらにありつけるのかも分かりませんしね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい〜、商人イーゴリとボルムイールでございます。見た目で人を判断してはいけないとよく言いますが、見た目に本性を出さないようにするのも無理ですよね。
    原哲夫先生作品の大ゴマ、いいですね。良くも悪くもヤバい人限定のやつですね(笑)

    イーゴリの言う恩賞は、どういうものなんでしょうね。ただのエサという読みは、およそその通りではあるんですけれども(汗)
    実際にもらえるとして、どれだけあれば対価に十分なのか。劣悪な環境で命を賭けた見返り……うーん、はてさて?

  • 当たり前かと思いますが、病んでますよね。思い詰めるのは、孤独のせい。自身を明るくする思い出が全て命の灯を失ったことで、後ろ向きに悔いており、後悔となっていますよね。たかが獣と、今までは家畜の山羊とその他の害獣、大ネズミは山羊ほどに使えないんでしょう。それが都市部ならではの小さなネズミにチョロチョロされて。寛容なら構わないことなのに。疲れもあるでしょう。少々フラッシュバックもみえるようです。もし、仇と思うなら石でも食って生き延びなければね。パンあったけど。心配なのは、仇うちをしたあと、やることが分からなくなるのでは?とのことです。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    たしかにウミドが一人でなく、誰か仲間と一緒だったら。たった今とは多くのことが違ったかもしれませんね。

    自分を取り巻く環境を感じるには、視覚や嗅覚、聴覚といった五感を活用してのこととなります。
    それも自ら意識してのことではないですよね。
    スベグの集落で寝床に届く物音と、監獄のようなレオニスの部屋での音と。心身を休ませるはずの寝床が、まだその役を果たせていませんね。

    >仇うちをしたあと、やることが
    少なくとも今は思いつかないでしょうね。なにか思いついたとしても、かまけている場合じゃないとか考えそうです。
    デフレスパイラルみたいな状態を、すぐにも脱出してほしいですね。

  • 夜の気配の描写がすごくリアルで、空気の臭いまで伝わってきました。
    怒りや絶望に気持ちを満たしながら、眠れぬ孤独な夜を過ごすのは、つらいですよね。
    でも、
    >お前が死ねば、オレも生きなくていい。
    これはあまりにも哀しいです。
    できれば、仇討ち以外にウミドの生きる理由が見つかればいいなと思います。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    寒い夜。読むままの意味と、ほかにもありますが。はるばるやってたウミドには、なかなか慣れづらいものです。

    >怒りや絶望に気持ちを満たしながら
    ひと晩寝てリセットというのをよく聴きますが、それは眠っただけで忘れられるような軽微なことしかないのではと考えることもできますね。
    ウミドの怒りと絶望は、間を置けば置くほどに深まっていくようです。

    >>お前が死ねば、オレも生きなくていい。
    仇討ちの先が見えない、見たくない。ウミドの置かれた状況ではむしろ自然ではあるかもです。
    でも言っていただいたとおり、仲間に報いたり自分の怨念を晴らす以外にも道はあるはずですよね。
    なにか大きなきっかけでもないと、難しいでしょうけれど。

  • ウミドにも長い一日。それはあまりにも多くのことがあるから。それを抜いても子どもは大人より一日を長く感じそうだ。そしてその子が大きくなれば、また一週間(この世界の暦でなくこちらの)がきたね。また月曜日だとかなる。果たそうと思ってもお腹を満たすのもままならないし、武器もなくては素手でなにをかまえるのだろう?性急にしたいところだが、ここは一旦準備をした方がいいよね。単に殺すなら、濡れた布でもいけなくもないが、戦いに持ち込みたいだろうし。今回も色の表現が素敵だと思いました。剣士はつかえる者が別にいたのですね。そうした社会、およそローマのコロッセオを思い描きました。違うと思うけど。あの、ちょっと(ちゃんとしますよ)お絵かきして贈ってもよろしいですか?直しは入れますので。m(_ _)m

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    子供と大人の体感時間は違いますね。また月曜日だ、というのも(ある程度までは)歳を重ねるごとに増す感覚かなと思います。

    さてウミドはなにを武器にするんでしょう。準備と言っても囚われの身で、何かアイデア商品みたいな物が見つかるでしょうかね。
    濡れた布でというのもたしかに方法論としてはありますが、椅子の脚で突こうとしたのを止めるような相手では難しいですね。

    仕える者というか、この場合の主は所有者と言ったほうが近いかもしれません。
    剣闘士と表すからにはコロッセオも意識しています。現実のローマが云々はこの物語にまったく関わりませんが、闘技場の仕様はコロッセオに倣っています。

    お絵かきは私の性格上、お願いしますとは言えませんが。ありがたく思います。

  • >つまりドゥラクの主は違うということ
    まだこの社会の全容が見えていませんが、馬主みたいな感じで自分の剣闘士を戦わせて遊ぶ競技(?)なのかも?
    ドゥラクの素行を見るに罪人上がりかなと思うんですが、いろんな事情の人がいそうですよね。

    この一朝一夕で、百人殺しの男を殺せるのか。
    レオニスが自分の命を狙うウミドをどう捉えているか、気になります。自分が生きている限り、ウミドはきっと這いつくばってでも生きようとする……
    何かの罪滅ぼしなのか、気まぐれなのか。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >自分の剣闘士を戦わせて遊ぶ競技
    >ドゥラク〜罪人上がり
    おおっと、さすが読み解き力が高いです。まるきりその通りではないですが、かなり近い感じかもしれませんね。
    細々とした個人の事情を類別していくと、一人ずつみんな違う事情はあると思います。
    それこそ罪人上がりという区分で言えば、毎回の参加者の半分ほどはそうですね。

    昨日の夜に寝込みを襲っても殺せなくて、ウミドにも思うところはあるはずなんですよね。
    それでも仰る通り、レオニスが生きている限りは這いつくばってでも生き、何らか復讐の形を得ようとするでしょう。
    そんなウミドを傍へ置くのは(ニコライ卿の手前があるにせよ)、何か理由があるんでしょうか。
    あるんでしょうねえ。

  • パンの小道具ひとつで各々の思いや立場が分かりました。レオニスは、ここにはもういないウミドにとって、大人の人なんですね。子どもには気がつかない視点も持っている。にっくきレオニスを小手先でやっつけられないし、器が違うのは、経験ですかね。
    地の文ですが、三人称で書かれていて、ウミドの心を描写してあるとこちらでうかがい、私の不勉強さで自分には慣れた一人称かと思ってしまっておりました。ちゃんと勉強してきます。m(_ _)m。私事ですが、今日から弄ってばかりで進まなかった文章を注意してなんとかしますね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    仰るとおり、ウミドが認めたくなくとも庇護してくれる大人がレオニスだけなのは間違いないですね。しかも必要ないとはまったく言えない状況です。
    経験も闘技場での知識もウミドには皆無なので、知恵や要領でどうにかというのも難しいでしょうね。

    ご存知と思いますが小説の書き方には
    ・一人称視点
    ・二人称視点
    ・三人称視点
    があります。
    この中で三人称視点は、さらに
    ・三人称多視点
    ・三人称一視点
    があります。
    多視点は俗に言う神視点ですね。登場人物の誰だろうと行動や心情を書くことができます。
    一視点は誰か一人だけに絞り、その人物の頭上へカメラを置いたとして、そこに映るものしか書けません。心情もその当人のものだけで、あくまで第三者が客観的に気持ちを読み取った書き方になります。

    三人称で登場人物の心情を地の文に書く場合、よく()とかで閉じてありますけれども、どうも私はこの書き方が陳腐に感じられて避けています。
    その結果、一人称と勘違いさせているので、陳腐なのは私の筆力ということになりますけれども。
    勘違いをさせて申しわけないです。

  • 強くなければ生き残れない世界ですね。闘技場の中はもちろん、こうした場でも。
    レオニスの庇護下にさえいれば命は保障されそうですが、ウミドにとってはこれ以上ない屈辱でしょう。
    だけど今の彼には、他にどうする力もないわけで。悔しいですよね。這い上がれ……!

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    強さにも色々ありますが、その色々の多方面において総合的に強くなければ精神を保てないだろうなと思います。

    >ウミドにとってはこれ以上ない屈辱
    >他にどうする力もない
    そうなんですよね。『レオニスのせい』と『レオニスのおかげ』が同時に発生していて、叩き壊すことも抜け出すことも自力ではできない。
    もうどうしていいか分からないですよね。

    解決もまた言っていただいたとおり、這い上がるしかないだろうと思います。
    彼の長い戦いは始まったばかりだ!
    (打ち切りではありません)

  • アリサにしてみれば、どれだけ男たちの世話を焼いても、必ず誰かは死んでいなくなってしまうわけですもんね。それほど虚しくて哀しいことはないと思います。
    ウミドはアリサより小さいですし、そんな目に遭ってほしくないですよね。殺すのも殺されるのも。自分の名を呼んでくれる人が一人でも多く生きていてほしいのかもしれませんね。
    明るくて気風のいい彼女ですが、ちらりと覗かせた自由への憧憬に、ほんのり胸が苦しくなりました。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >それほど虚しくて哀しいことはない
    一目瞭然と思いますが本作のヒロインはアリサなので、彼女の境遇や心情はまだまだ描ききれていません。
    それなのにここまで理解していただけて、アリサに「良かったね!」と言いたくなります。

    >自分の名を呼んでくれる人が
    まさに、です。そう思って彼女の言動を見ると、もしウミドが剣闘士になって死んだ場合、よりアリサの心の傷は深いものになるわけですが。
    あえてそうすることによって、実現しないようにという願掛けなのかもしれません。
    またそれとは別に、こんな風に言いたくなる理由が彼女にはあったりなかったり……

    >ちらりと覗かせた自由への憧憬
    いやもうほんとに、ご理解いただけて感無量です。そんなことを言えるウミドが凄いんだよなんて言いながら、自分の感情を呑み込むアリサというシーンでした。
    小説は文字にしないと伝わらない媒体ですが、なにもかもを文字にすると陳腐というか興醒めすることにもなったりしますよね。
    このシーンは読み飛ばされても物語の全般に影響を及ぼしませんが、やはり理解いただけると、深いところまで味わっていただけるだろうと思います。

  • アリサはウミドに気があるのでしょうか? アリサって呼んで欲しがっているから。仇だとは伝えられたようですが、アリサはこの間と同じごはんをくばってくれるでしょう。パンは遊牧していては作れなさそうなので、(勝手な推測です)、ウミドはどう感じるでしょうね。街というか組織というか文化を身に沁みらせて、ウミドは決心を強くするでしょうね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    劇中時間で、昨日初めて会っての今日ですから、もう気があるってことはないだろうと思います。
    自分を指す二人称が「お前」なのを嫌がる人は多いですよね。
    (余談ですが英語圏の人に「you」で押し通したらどう思われるんでしょうね)

    互いに特殊な環境や心情を持つ同士ですが、アリサからウミドを嫌う理由は今のところないですね。なので、ごはんを配ってくれるのはもちろんでしょう。

    スベグで作っていたパンと闘技場で作られるパンはまったく違うものですね。
    スベグのものはライ麦にタロイモを練り込んだようなものなので、歯応えが強すぎるほどに強く腹持ちがいいはずです。
    闘技場のものは水車で挽いた小麦粉なので、ハイジで言うところの白パンですね。

    ウミドとアリサとでは取り巻くものが全然違っているので、理解し合うような会話はまだ無理でしょうね。
    仰るようにウミドは必要な情報だけ得て、キナくさいほうへと考えを強めそうです。

  • アリサのアリサアピールがポイント高いですね。作者様の意図でなされていると思いますが、幼い主人公の地の文がしっかりされているなと思いました。違和感はないです。(^ー^)。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    アリサのアリサアピール、気に入っていただけて良かったです。彼女の感情はさておき、お前呼びは嫌ですよね。
    >幼い主人公の地の文
    むむ? 三人称なのでウミドの思考部分以外は、彼自身が語るところはないんですが。
    言葉を呑み込んだりして、大人びているってことでしょうか。

  • レオニスが稽古を付けている男たちは、闘技場で相対したら殺さねばならない相手なんですね。その上で、相手が少しでも生き延びるための術を伝えている……

    >そういう人を百人、武器を持たせて。レオニスは素手で
    想像しただけで凄まじいです。その対戦すらいい見せ物だったんでしょうね。滅ぼした小国の兵士がどの程度のものか。
    規格外の強さ。ウミドはそんな相手を殺さなきゃならないんですね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    そうなんです。自分をおびやかすかもしれない相手に、そんなことを。相手が強いとヒリヒリするとか、そういうスリルを求めるタイプでもなさそうですが。

    百人殺しとはそういう意味でした。
    訓練された兵士VS素人とはいえ、一人対百人ではさすがに──が普通ですよね。
    ご明察のようにウミドが仲間の仇を討つなら、そんなレオニスを相手どることになります。
    >いい見せ物
    間違いなくそうですね。こんな芸当をやってのける兵士の居る国を倒した、というプロパガンダなのも。
    いやはや。見せ物の趣旨もですが、それ以外の思惑も怖気がしますね。

  • >うるさい。いま出るところだった
    お蕎麦やさん……。よくいうよね。
    思っていたよりも、レオニスは冷酷ではないと思いました。まあ、孤立すれば生きていけないよね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    お蕎麦やさんの出前というのが、東京と幾つかの土地に独特のものではないかなと思います。(お蕎麦やさんそのものの数が、誰の記憶にも残るほどはないってことです。秋田もそうでは?)
    昔のドラマなんかにそういうシーンがあったことは知っていますが、現実にはどうだったんでしょうね。

  • 剣闘士ということは、戦って見せ物になるってことですね。
    兵士たちにとっては娯楽の一つなのでしょう。腕の立つレオニスはさしずめ本命馬みたいな扱いなのかもしれませんね。

    で、この闘技場での戦い、どこまでやるやつなんでしょう。相手が降参したら?それとも殺すまで……?
    レオニスの二つ名はもしや、そういう意味だったりするのかも?

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい、お察しのとおりの見せものである剣闘士ですね。当人らの言っているように、今はまだ練習時間のようです。
    本命馬というのは、まさに言い得て妙。稽古をつけてくれと頼まれるわけですから、そういう立場に間違いないです。

    >どこまでやるやつ
    そこですよね。牢獄のような住処と、ちょっと楽しげな朝食からの練習時間。本番がどんなものかで、この男たちの精神状態も知れるというもの。
    レオニスの二つ名は──戦場で百人なんて少なすぎると言ったウミドは鋭い、ということでしょうね。

  • 第14話:闘技場の街(9)への応援コメント

    とらわれて、そして周りをいくぶんか見ていましたね。レオニスってここで思ったのですが、言語のことではなくて、獅子という意味でレオニスって感じがあります。飲まず食わずでなくてよかったですよ。これで、戦いの場で弱り切っていては駄目だと気高い気概があるのかな? レオニス側に。表に憤りを表さないウミドですが、本当は茫然としている所も自分では気が付かないくらい奥にあるのかも知れない。あまりの唐突のことで、皆がいなくなったから。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    レオニスは仰るとおり、『獅子のごとき者』という意味を持つ名前です。勇敢だとか、リーダー的だとか、そういうイメージを持っていますね。

    >飲まず食わず
    境遇のわりにご馳走だったというシーンのことでしょうか?
    この食事はアリサが配っているくらいですから、この建物の管理側が出しているものですね。
    もちろんレオニス自身、食わねど高楊枝みたいな精神論ではなく、食べられるときにはしっかり食べるだろうと思います。

    ウミドが表面上はおとなしくレオニスに着いてきたのは、せめてレオニスだけでも殺す目的でですね。
    何日も野営を重ねてきたので機会はあったと思いますが、なにぶん後ろ手に腕を縛られていたので叶いませんでしたね。
    それとは別に、茫然としているのも間違いないですね。

  • 第14話:闘技場の街(9)への応援コメント

    >「ウミド。スベグで一番の戦士がくれた名前だ」
    ここ、ぐっと胸が詰まりました。
    戦士の誇りがウミドの魂に宿っているんですね。
    お父さんの教えは、この先も彼の人生を導いてくれそうです。

    アリサは、ここのお世話係のような立場なのでしょうか。レオニスやウミドに対しても偏見などはなさそうで、彼女の素性も気になりますね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    自分にとって大切なものを、ウミドはしっかり理解しているみたいですね。
    大人は子供に範を示すものと分かっていても、なかなかできることでもありません。カシムさんもウミドに尊敬されるに足る、いい父親です。

    >お世話係
    見たところ、およそそういう理解で合っているようです。ほかにも女性がいるみたいですが、好んで勤めたい職場でもない気がしますね。
    レオニスとアリサ、それにこの建物について、それぞれ語っていくことと致します。

  • 第13話:闘技場の街(8)への応援コメント

    レオニスは身分が低いのだろうと予想はしていましたが、予想を超えていましたね。被支配者というか、捕虜のような扱いなのでは。
    彼もウミドと変わらない立場なのかもしれませんね。ただ腕が立つから駆り出されているだけで。

    そして現れた女子。こんな場には不似合いな明るさですが、彼女はいったいどんなポジションなのでしょう。
    続きも楽しみです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    予想的中ですね。さらに >捕虜のような扱い という言葉に、おお〜と感嘆です。なぜなのかはまた後のお話でご確認いただけるはず。
    同じく >腕が立つから駆り出されているだけ というのも、もうこれはその通り間違いないですね。

    ようやく登場のアリサですが、たしかに陰惨な空気の中で異彩と言うほかないかもです。
    なんのためにここへ居るのか。これからの物語にたびたび出てくると思います。

  • 第13話:闘技場の街(8)への応援コメント

    アリサさん!自己紹介ありがとう!いいね。人に聞きながら名乗るのは、一発でキメキメですね。藁があるってことは農地からかな?少しは涼しい気候なのでしょうか?それよりも、サブタイトルどおりに街の様子が色々ありました。参勤交代へひれ伏するような周囲の礼の仕方も、身分の差かなあ。お仕事的に。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    アリサは気持ちのいい空気の子ですね。藁はどこから持ってきたんでしょう。たぶん彼女の役割りに関係するのかなと思います。

    ニコライ卿はこの町のほかにも、たくさんの集落を治める領主みたいです。だからといってひざまづかせてまでっていうのは、たしかに特殊なほうかもしれませんね。

  • 第12話:闘技場の街(7)への応援コメント

    多くの街を治め、これほどのトンネルを開通させてもなお、にこりともしないニコライ卿。
    敢えて下々には冷徹な顔を見せているのかもしれませんが、笑顔どころか血も涙もない統治者のイメージになりました。

    レオニスはなんだかんだいろいろ教えてくれているような気がしますが、ウミドはカルチャーショックすぎてそれどころじゃないですね。
    サブタイトルの『闘技場の街』はここ? これからどんな生活が始まるんでしょう。まだ想像もつきません。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >血も涙もない統治者
    さあいったい、事実はどうなんでしょうか。統治下でもお膝元へ来たウミドにも無関係ではないですよね。

    レオニスがウミドに、教えたがりなのか構いたがりなのかという感じはありますね。
    当のウミドとしては馴れ合うのなどあり得ませんし、そしらぬ顔に努めなくとも視線を縫い付ける物があるみたいです。

    仰々しく大きな街のようで、闘技場があってもおかしくなさそうですね。
    どれだけ続けなくてはいけないのか果ての知れない新しい生活を。ウミドの抱える憤怒の行き先を。
    左右するのは間違いない場所でしょう。
    次回から、してぃーぼーいになった? ウミドの始まりです。

  • 第12話:闘技場の街(7)への応援コメント

    ウミドのカルチャーショックですね。想像してみるのは、ぶーふーうーでは、最初の家を壊されたブタさんには他の家のよさがわからない。次もさいごに残る家のよさがわからない。どこか、文明や文化というものは、発展した側からはこうしてこうなったと歴史が分かるのかなと思います。例えば、私なら自分の子どもに伝えたいことは子どもが習う前に知っていたから、先ず生きると書いて先生的なずるさがあると少し思っています。娘は特になのですが、親ができるから私がネガティブになにもできないと思うんだと暴れます。ひらがなと音読に付き合ったくらいで、あとは自由にしてもらったけどなあ。話はソレソレでして、ここが病徴なのですが、トビトビに話すのがね。うーん、それで講評をくださった公募の方に違和感を与えたのかな。脳に異物があるのもどうにもならないしなあ。あー、ソレソレになった。あらすじ欄にあるヒロインの登場を待ってます。笑い方が不気味なひと、いますよね。目が笑ってないの。トンネルももしかして最初はコークスとかとったのかな?向こうだって、掘らないと先がわからない。山からの報告待ちでしょうけど。上杉謙信の塩じゃないけど、結構宝物だよね。金銭になる。さて、広いところに出ましたが、もとのところより物があって見渡せないでしょう。それが街だから。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    既に理解している側、先んじている側からは、そうでない側がなぜ理解できないのか分からないという図式は必ずありますね。
    学問のすゝめの冒頭からして、それです。

    ヒロインというとアリサのことですね。お待たせしました、間もなく登場します。

    コークスは製鉄の文明があるかなしかで価値がまったく変わる物ですね。さてこの世界に鉄の道具は既にあるようですが、トンネルと関係あるんでしょうか。

    東京にはなんでもあるが、田舎には東京にないものがある。みたいなコピーがありましたね。
    ウミドにとってこの街がどんな場所になるか、ということもその辺りと関わるかもしれませんね。

  • 第11話:闘技場の街(6)への応援コメント

    先に読みすべって、あら、兵士も山羊? と思ったら、その後に記述がありました。のそのそ。多分、とらわれなければ、ウミドはシャッキリ動けるんですね。山は危ないですね。この頃、リアルの富士山でも軽装登山者が注意されていますよね。持ち物と服装と心の準備とか。さて、ラストの穴ですが、想像ではトンネルなんですか? だとしたら、たいした町ですね。ウミドは街と言っていましたが。技術的に分岐点にあるのかな。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ウミドは平原で生まれ育った子ですから、よほど険しい場所でもない限りは山歩きも得意ですね。

    穴はトンネルですね。そのままトンネルとしなかった理由もありはしますが。
    街と町について、日本語研究でも解釈の分かれるところですが。

    街=複数の人々の暮らす建物や集落、またはその様子
    町=集落の存在する立地や、その範囲

    という認識で使い分けています。
    たとえば「あの町」と言えば、該当する集落が存在する場所(地名)だったり、一般的に認識されているその集落の範囲全体について(をこれから話しますよと)定義した。
    ことになります。対して「あの街」であれば、該当する集落の街並みや雰囲気を指します。

    例文で言うなら
    美しい海の風景を持つ街
    ◯◯湾に面した町
    という感じでしょうか。

  • 第11話:闘技場の街(6)への応援コメント

    肌の色や髪の色からすると、レオニスは兵たちとはまた種族が違いそうですね。
    多人数で構成されきちんと統率の取れた軍隊で、山に大きなトンネルを掘る技術を持った人たち。
    レオニス個人はともかくとして、ニコライ卿の治める権力は巨大で、今のウミドにはどうしようもないですね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >種族が違いそう
    はてさて。一つの権力に傅く者の中に、種族の違う者があるものでしょうか。レオニスだけが特例、でもないでしょうし。

    >ニコライ卿の治める権力
    トンネル工事がかなりの難事と伝わって良かったです。レオニス憎しのウミドが、その上にある者まで焼き尽くすなんて未来もあり得るのか。
    少なくともレオニスに何かすれば、無事に逃亡を果たすのも難しそうですね。

    長いトンネルを抜けた先、ウミドはどこへ行くのでしょう。

  • 第10話:闘技場の街(5)への応援コメント

    内的な動きもウミドを中止によく分かりました。視線、視点がブレていないのが読みやすさを感じます。読者の想像に任せるかもしくは私の読み落としかなのですが、幕はどんなのかたと、知っている画像であてはめています。いつもご執筆お疲れ様です。🍎

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    よく伝わったようで良かったです。
    仰るように天幕は想像にお任せの方針なのですが、気になるようでしたらこの先でどこかに差し込んでおこうかなと思いました。
    いつもありがとうございます。

  • 第10話:闘技場の街(5)への応援コメント

    レオニスもまた使われる立場の人なんですね。仕事を失敗すれば、その身がどうなるかも分からないような。
    こんなふうに施しを受けて、ウミドにしてみれば拍子抜けだし屈辱でしょう。でも今はちゃんと食べて、体を休めて、生きねばなりません。みんなの仇を取るためにもね。ひとまずは。
    レオニスは、自分を殺すかもしれないウミドを鍛えるつもりなのでしょうか。どこか飄々とした彼の為人や素性も気になります。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >仕事を失敗すれば、その身がどうなるかも分からない
    おおー。この時点で、そこまで察していただけるとはありがたいです。
    この場でニコライ卿が偉い人なのは当然として、その部下からもかなり下として扱われている様子ですね。

    ウミドにとって、本当に屈辱の施しですよね。
    ニコライ卿の手前があるにせよ、レオニスとしてはもっと粗雑に扱ってもいいようなものではあります。
    所有物としたからには鍛えるつもりなのか、単に気紛れか、それとも。
    気にしていただいたレオニスの為人や素性に、それは関係してくるかもしれません。

  • 第9話:闘技場の街(4)への応援コメント

    捕虜とも言いがたいし、戦利品ですよね。使うとすれば、山羊の扱いかも知れません。どうやって燻製にしてきたか、チーズ、毛皮を剥いだあとに加工はするのかとか、なにを食べさせたか? ウミドはいつでもレオニスに復讐をと思っているので逃げたとしてもそんなには離れないでしょう。そうだ、海があるなら、塩もあるかな? もし、焼け殺したりしなければ、安価な取引にだって応じたのに。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    山羊を取り扱うためのオペレーターですね。ニコライ卿の側にノウハウがないのなら、とても有用ですね。

    一旦は逃亡してからまた復讐の機会を。みたいな深謀遠慮を、ウミドはできないかもしれませんね。幼さと怒りゆえに猪突猛進しか考えられない感じです。
    なので逃げられる機会があったとしても、遠く離れないだろうというのはその通りと思います。

    料理を行う以上、製塩はやっているはずですね。取引をせず、いきなり殲滅となったのはどうしてなんでしょうかね。

  • 第9話:闘技場の街(4)への応援コメント

    なるほど。レオニスにしてみれば、仕留め損ねた子供の姿などをニコライ卿に見せるのは失態なので、そういう話にしたわけですね。
    どうにか命拾いしましたが、殺したいほど憎い相手に命を助けられるとは……
    ウミドはこの先レオニスに面倒見られることになるんでしょうか。関係性しんどすぎて今からわくわくしてます(((*´Д`*)))

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい、仰るようにレオニスもウミドの顔を見覚えていたみたいですね。
    稚拙とはいえ不意打ちをかけたウミドをあっさり捕らえ、即興のシナリオまで拵える。そんな相手に対し、囚われの身となったウミドにまだ復讐の目はあるんでしょうか……。

    >殺したいほど憎い相手に命を
    ウミドの気持ちはどんなものか。レオニスとしてもこの先どうするのか。
    >しんどすぎて今からわくわく
    のお言葉が、私の望む感想すぎて小躍りしてます。

  • 第8話:闘技場の街(3)への応援コメント

    これは、視点をウミドにすえたものであるから、こうなるけれど、とある勇者の冒険では、まあ、勝手に家具の中身を荒らしては自分のものにしてしまったりと旅をして、目的を果たしたと例えば命じた王に捧げるものだったりというゲームやゲーム的展開をする物語がありますよね。ウミドは、戦利品となった訳ですか。酷いものだ。それにしても、海の方からなのですか。水資源の豊なところは栄えやすいようですね。スベグでは、山羊のお乳を飲むなどしても、山羊らは水分をどうしたのかな? 川や小さくとも水がある所を結ぶように移動していたのかな。それにしても、ここまできても豪華な戦利品がある訳でもないし、土地ぐらいしかとったと思えるところが私には分からないので、以降期待して拝読させてくださいね。

    作者からの返信

    こゆきさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
    某家探し勇者を擁護する立場で解釈するなら。あの世界は魔王という誰もたちうちできない絶望の底にあるわけです。それで唯一の希望の光が勇者。国王の名の下、あらゆる者は協力を惜しむなという命令が下っているのかなとか。
    実際、勇者なんて自分には関係ないみたいなことを言う町民も居たような?

    ウミドが戦利品になったのは彼が戦利品の合間に潜んでいるからですが、皮肉な状況ではありますね。
    海の近くへ辿り着きましたが、町に入ったとかではなさそうです。

    スベグの集落付近に名のつくような川や湖などはないですね。山のところどころにあったりなかったりする沢から水を汲んでいたようです。

    >ここまできても豪華な戦利品がある訳でも
    そうなんです。兵士の誰かが言ってましたが、皆殺しにしてまで奪う量じゃない。つまり彼らとしても反撃を喰うおそれはあったわけで、それに見合うものではなかった。

    さてそれでは、なんのためにスベグの民は殺されたのか。もちろん気まぐれとか気晴らしでもありません。
    事実を知れば、またウミドは怒り狂うことでしょう。

  • 第8話:闘技場の街(3)への応援コメント

    恐ろしい目に遭って、傷を負って、神経も張りっぱなしだったでしょう。反動で深く眠り込んでしまったんですね……
    それは仕方のないことにしても、今からどうなっちゃうのか。戦利品の一つとして披露されちゃう?!
    いやいやヤバいですよ。どう切り抜けるんでしょう。ハラハラします……!

    作者からの返信

    すずめさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
    恐怖と負傷と心労。仰るように、眠りこけてしまうのも無理からぬことですね。

    その間に運ばれた先は、憎きレオニスが仕えると言っていた貴族のところ。きっと周りは兵士だらけの中、披げ、露わにされてしまう──のでしょうか。
    切り抜ける方法なんて、作者にも分からないに決まってます(ぉぃ)。

  • 第7話:闘技場の街(2)への応援コメント

    命は助かりましたが……地獄のような状況ですね……
    それでもまだウミドの心が死んでいないことに、痛みのような熱さを感じます。
    怒りの感情が彼を動かしている。今はそれで前に進める。
    まずは敵に見つからないよう、安全な場所に辿り着けることを願います。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >ウミドの心
    本当に、自分だけが生き残ったってと捨て鉢になるほうが普通のように思えます。
    >怒りの感情が彼を動かしている
    そうですよね。なにもかもを失った今のウミドが持つ、唯一の燃料です。
    復讐に燃える十一歳の男の子は、これからどんな行動を選択するでしょう。
    彼に安全とか安息とか、そんな言葉が訪れるのはいつになるでしょうね。

  • 第7話:闘技場の街(2)への応援コメント

    復讐を誓った瞬間ですよね。残酷な行為でした。終わっていないけど。ウミドの中ではこの日を紀元として、レオニスより負けない男に成長しそうです。今回の火事ですが、証拠をなくすのも壊滅にいたらしめるのも十分ですが、ちらちらとある野は焼けないのか、苦し紛れに巻き添えをくった動物は逃げながら火の粉を散らさないか。それも少し想像していました。シャーミーのおばあさん、かわいそうでした。でも、一瞬にしてとった行動が、いつかこんな日がきたらと考えてあったのもあったのかな。咄嗟過ぎて考えより反射の感じもします。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい、ウミドにとっては自分の命よりも重い誓いですね。
    >この日を紀元
    これから時を重ね、自身の成長を待つという大計ですね。確実に復讐を果たすならそれが良いと思いますが、ウミドは今まさに復讐に燃え、しかも十一という幼さです。どうなることやらですね。

    火は万一のことがあるでしょうね。付近は山羊が食い尽くしているので、可能性がかなり低まっているかなと思いますが。
    時代的にかなり古い人々なので、自分や誰かに迷惑のかかる予想も立たないものを懸念することはないかもしれません。

    おばあちゃんは身を盾にしたのか、ここに孫など居ないと言い張ったのか。もはや知るすべもありませんが、もしかしてこゆきさんの言うとおりかもしれませんね。
    襲ったレオニスや兵たちにとっては、二人とも死んだという結果だけがあれば何も差はないということになります。

  • 第6話:闘技場の街(1)への応援コメント

    心と書いて、しん。橋田壽賀子先生のおしんで、学のある青年からおしんのしんは、……と幾つか挙げた内に、心もありました。繰り返し文中で語られると、残りますね。ウミド自身の心にも言葉も声もあるのでしょう。とてもつよい子だと思いました。そして、全体的に、色味が優れてあらわれているのに惚れます。分かり安い色でも組み合わせや時、所により、効果的ですね。やはり、武力は目に見えて上かどうか分かってしまう。滅ぼされなければいいのですが。いまのところ、理不尽ですよね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    バットとボールの芯を合わせて打ち返す──みたいなことを言いますけれども。
    ものごとの中心、本質的に最も重要な部分のことを、そもそも心と言ったようです。

    ウミドが強く動けたのは、お父さんとお母さん、シャーミーとその家族。様々な要因がこの場にあったせいかもしれません。
    もちろん弱ければ、それでも動けなかったでしょうけど。

    創作文章における色味について、たとえば短い時間のことを、いつでもどんなときなも『刹那』と書いてしまうような例があります。
    色についても流麗さとか恰好良さだけで言葉を選べば、やはり幼稚な風合いを呼ぶと考えています。
    まあ平易な色名だけ使うのも、なんだか平凡で陳腐になりがちですが。

    >いまのところ、理不尽
    武力。即ち暴力が介在する状況で、理不尽でないことなどないですね。
    弱い人間はいつの時代もどこの世界でも、その理不尽が自分にだけは向かないように祈るしかありません。
    それをウミドは叶わないと分かっていて、ナイフを抜いたわけです。
    さて彼のこれからは、どうなるでしょうかね。

  • 第6話:闘技場の街(1)への応援コメント

    息を忘れて読みました……本当に生きた心地がしなかった……
    兄貴分が一瞬でやられるのを間近に見てなお、己を奮い立たせたウミドの姿に、涙が滲みました。
    完全に勝ち目なんてない戦いでも、誇りと意地を捨てなかった。
    ウミドはどうなったんでしょう。続きが気になります。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ウミドからすると本当に青天の霹靂としか言いようのない中、どうにか無事にという光明など望むべくもない。
    昨日言っていただいたように、まさに蹂躙されました。

    >誇りと意地
    たぶん今まで、ウミドには縁のなかった言葉だと思います。この期に及んで奮い立ったのは、それだけの理由ができたんでしょう。

    彼の安否と未来の行方ですよね。ここから物語は、激しい流れに乗っていきます。


  • 編集済

    第4話で、敵はどんか方が聞かれましたが、もしかして、シャーミー側が理由は分からないけれど、山羊などの財産目当てとか個人の因縁で仕掛けるのかと色々と考えていました。タイトルに敵は闘士とあったのですが、遊牧民出のソレもあるのかなって。前例は要らないですからね。ここは、やや北に流れ住まうところなのですね。帝国の名が出る所、貴族、物語にも聞いたことがないといった感じですね。恨みはなければ、目当てはなにかと問いたい。それから、このあたりにも熊が出るのですね。それは危ない。大ネズミってカビバラを想像中です。温泉で柚子をのっけたい! かわいいもーん。シャーミーと合流していたら、その手を離したら駄目ですよ。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    色々と想像していただいたみたいですね。敵は名乗ったとおり、よその土地から来たようです。

    ウミドはもちろん、スベグの人々はずっとこの平原に暮らしているので、その外のことはほとんど知りませんね。
    >目当てはなにか
    そうです。軍勢を用いてまで奪うような物はない気がします。

    実は熊が出れば豹もいます。テリトリーが少しずれているので、ウミドはあまり見たことがないですけれども。
    大ネズミはまた登場しますが、カピバラより少しだけ小さいですね。体長は同じくらいですが、スリムな感じ。
    あー、温泉に入るカピバラというのがいるんでしたっけね。イラストなんかは可愛いんですが実物はあまり印象になくて、どうだったかなと思っています。

    図らずもシャーミーと再接近ですね。謝ったりという雰囲気でないですが、守ってあげられるでしょうか。

  • 中央権力が、まつろわぬ末端を蹂躙する……歴史上どこでもあったことなのでしょうが、何も知らない子供の目から見ると本当に青天の霹靂ですよね。
    戦いに出た、強いはずのお父さんたちの姿がなく、代わりに敵の声が。
    これからどうなってしまうのか、想像するだけで苦しくなります。でも続きをお待ちしてます。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    権力に近い人と、ウミドのような自然の中に居る子供とでは、前提となるものが雲泥の差ですよね。
    現代ではそういう差がかなり無くなっていると思いますが、いつの時代もどんな場所でも、蹂躙し蹂躙される人々が絶えることはないみたいですね。

    >強いはずのお父さん
    >想像するだけで苦しく
    迎え討ちに向かったはずの男たちはどうしたんでしょう。どうにも良い方向には想像が働きませんね。
    これからウミドの目にするものは……
    最終話まで、きっと彼の知らないことばかりです。

  • ウミドはシャーミーと時間をおいて実感がわいたようですね。その鈍さがかわいいともいえますが。山羊なのですが、私の知る範囲で申し訳ないですが、のそのそするよりも崖に佇むとかワッショイって感じにはしゃいでいるとかが多かったです。飼っていた羊はのそのそでした。羊の鳴き声はメーではなくてベーでしたね。それから、赤い土も見えたこの地、多分山羊も草を食べているのでしょうね。食料事情の描写もありましたし。で、いきなりの展開。いい意味でドラマティックです。火事が、おそらくは敵のもので、勇敢にも男たちは鉈や棍棒を武器に挑むようですね。せっかく火から逃げられても、戻る。これは大変なことです。それから、反対側は大丈夫かな? メガネのはなあてが壊れてしまいました。視力落ちたのに気が付きましたよ。明日直してきますね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    仰るようにウミドにも多少の感慨めいたものが出てきたようです。シャーミーと共感というレベルにはまったくですが。

    山羊が崖や岩場で跳ねるというのは、たぶん正確な認識だと思います。
    それは肉食獣から自分を守るためなので、人に飼われて安全を確保できているとなって、のそのそ羊さんと同じになったみたいです。

    前触れなく? 敵襲です。さて遊牧民の敵って誰なんでしょうか。仲間の集落が襲われているようなので、うまく助けられるといいんですが。

    メガネはちょっとどこかが狂うだけで、かなり違和感がありますね。気づかなかったとしても、どこかに痛みが出たりとか。
    最近はどこのメガネ屋さんも付属品の修理くらいは無償のところが多い気がします。
    綺麗に直るといいですね。

  • 夕暮れの描写が綺麗ですね。これが最後の夜という切なさも相まって、忘れられない景色になりそう……
    と思ったら、このタイミングで敵襲?!
    別の意味で忘れられない、運命の夜になりそうですね。みんなどうか無事で……(><)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    大陸で見られる夕焼けって(写真でしか見たことないですが)綺麗ですよね。どうにか文章で表そうとしてみたんですが、褒めていただけて良かったです。
    ウミドはかなり広い範囲を移動する遊牧民なので、行く先ごと違った景色があります。
    また季節が巡れば戻って来るんですけどね。

    って、そうそう。敵襲となるとまた話が違ってきますね。カシムさんを先頭に、みんな出ていっちゃいましたが。はたしてどうなりますか。
    というか敵って誰なんでしょうね。

  • 西と東で別れてしまうのですね。距離感、特に心の距離感がウミドは少し余裕のようですが、友だち以上の気持ちを大人になってからどうするというのか。大人が、と言っているのは半分言い訳で半分は問題を投げてしまっている。それもつまらなく思わせるでしょうね。私だったら、浪漫小説でもいいから、近くにいたい、いたかったとの言葉が欲しいところ。もう少し踏み込めば、コレコレに会いに行くよとの。ところで、芋、もう少し砂っぽければサツマイモ系、南方だったらタロイモ系で主食になりますね。ここはある意味豊かな土地なのか、イモと麦がある。もしかしたら、交易かも知れませんが。更新楽しみにしています。今日は、2011年からのかかりつけを変えてリアルあるいていて迷子になり、どしゃ降りで帰宅後に寝てました。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >友だち以上の気持ち
    共に十一歳のウミドとシャーミーでは、心と身体の発達具合いに差があるみたいですね。
    男の子と女の子だからという発想が、まだウミドにはピンとこないようです。

    彼らスベグの民の主食は野生の麦(ライ麦の原種のような、本来は麦でさえないもの)です。前話にあったように、平原のどこにでも勝手に生えるみたいです。

    対して芋は仰るようにタロイモに類するものですね。日本で言うなら自然薯とか大和芋のように、自生するものを偶然に発見して採取しています。
    ので、どちらかというと芋のほうが貴重でしょう。

    さて交易という言葉が出ましたが。実はちょっと因縁というか、彼らに拘りのある言葉です。その辺りが分かるのは、もう少しあとのお話ですが。

    迷子は不安ですよね。大したことのない距離だったとしても、疲労が何倍にもなります。
    まして雨とは、急に寒くもなりましたし、暖かくしてくださいませ。

  • 遊牧民だと、そういう別れがあるんですね。
    理に適ってはいますが、幼馴染と別れ別れになってしまうのは寂しいでしょう。
    シャーミーは、ウミドに対して友情以上の感情を抱いているようにも思えますね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    遊牧民のあり方にも、土地ごとに様々あるだろうと思います。ウミドたちスベグの民にも、彼ら独特の事情があったりします。

    でも仰るように、大人なら都合をつけられることも子供には酷ですよね。
    シャーミーの潤んだ眼は、強い感情によるものに間違いありません。
    ──どうもまだウミドは、そういう方面に疎いようですが。
    シャーミーが悲しんでいるのは理解していると思うので、誰かに相談するべきかもしれませんね。

  • うん、大人も子どもも男女それぞれいるのですね。まあ、産み分けられる訳でも誰をいけにえとかそういうのもなさそうなので、淘汰される程度なのかな。どれくらいの集団なのでしょうね。人数的に。登場する者は全部ではないけれども。住まいはどれくらいとか。もしも漫画だったら、ひきの構図が一枚あると分かるのですが。小説家になろうとして百聞は一見に如かずだからと漫画家になった魔夜峰央先生を知っています。いえ、知り合いではなく、書物に書いてありました。ウミドがメインなのがよく伝わってきます。中心にして描写されて、ブレがなく読みやすいです。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    まだ時代設定なども明確になっていないですが、少なくとも現代的な文化を持つ集落ではなさそうですね。
    仰るようにそれほど偏った有りようではないので、男女比や年齢層はよくある感じかなと思います。

    たしかに人口が何人と明確に示してはないですね。この荒々しい遊戯に参加するのが、一度に二十人以上。勝ち抜け的に交代もしていって、年長者や子供に女性などは見物する。
    というところである程度は察せるかもしれません。
    また住まいの広さは、お母さんが手鍋を持ったままでいられる焚き火で暖まる程度ですね。
    人数にしろ住み家にしろ、ちょうど次回で分かるのではと思います。

    今回は三人称の文体で、ウミド主観に間違いないです。これから彼がどんなものを見ていくのか、最後まで読みやすく読んでいただけるといいんですが。

  • この年頃の少年は、日一日と成長していきますね。
    迷いも恐れもあるでしょうが、それでも身体を動かすことで、ちゃんと前へ進んでいける。
    見守って導いてくれる人がいるからこそかもしれませんね。
    ゆきはさん作品に見られる父子の関係で、言葉少なくとも大事なことを伝えようとする父親の姿が、押し付けがましくない頼もしさがあって好きです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    >この年頃の少年
    成長って早いですよね。少年漫画なんかで、冷静に考えると数時間しか経ってないのにスキルアップしすぎじゃない? とか思うこともありますが、場合によっては本当にあったりしますよね。
    どんな回り道や寄り道をしても、>ちゃんと前へ進んでいける というのが肝ですね。

    父子の関係、褒めていただけて嬉しいです。
    言葉も少なに信頼して見守るという親子関係を、私が理想として持っているのかもしれません。
    どんな人間関係でもですが、言葉を尽くせば理解の深まる可能性が上がるものの、カシムさんの言う心(しん)の部分が薄まっていくようにも思えます。

    さてさてウミドとお父さん、お母さんの行く先はどんな感じでしょうかね。

  • おお、早くも新作!今度はがらりと趣向を変えて、遊牧民族の異世界ファンタジーなんですね。

    ヤギを使った遊戯は、生活にも密着した風習なんでしょうけれど、どれか一頭にでも情を持ってしまったら辛いでしょうね。
    なんとなく、お父さんにも似たような経験があったんじゃないかなと思えました。

    また更新を楽しみに追わせていただきます!

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。早々にお越しいただき、コメントもくださってありがとうございます。

    書くジャンルにあれもこれもと節操がなく、戸惑わせてしまっていたらすみません。
    最近、現代劇と和風のお話だったので、いかにも異世界ファンタジーという西欧風の物語を選んだのかなと自己分析します。
    と言いつつ古代ペルシャ風の世界設定なのですが。

    この荒々しい遊戯は、カザフスタン付近を中心に実際にあるものだったりします。土地ごとにルールがまちまちなので、そこは私が決めましたが。

    遊牧民としてはヤギは資材であって、必要ごとに適切に使うのが当たり前ですね。ウミドも理解しているはずですが、それでも何かの拍子に情が移るようなことはあるのかもしれません。

    >お父さんにも似たような経験
    あったんでしょうね。でないと乳酒を手渡し、雨は先などと言わないはずです。
    細かなところですが、伝わったのが嬉しいです。

    また最後までお付き合いいただけるよう、しっかり更新させていただきます。

  • 山羊🐐♑️。乳を出すのは、子を産んだメスですよね。オスもいないと種付けできない。肉はオスメス関係なく食べられますが、それこそ子羊でも、もう高齢だと思われるものもツブスかも知れないですね。野良山羊がいたのですが、段々と群れが増えたような。保存食にも、糞の利用もあり、大切なのでしょう。
    以前、子供の頃に可愛がっていた家畜が鍋に入ったことにショックを受けて非情な犯罪者となる話を読みました。大人ほど割り切れないこともありますよね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。早速お越しいただいて、コメントもありがとうございます。

    仰るように子を産んだ(この先産むだろう)メスのヤギが、乳の採取のために有用ですね。
    そのメスが何十頭に対して一頭の割合で種付けのオスも必要です。これはギリギリの頭数だと困ることがあるので、予備も考えるはずですね。
    メスでも高齢になって乳が出ないとか、怪我や障害で歩くのが遅いとか、様々な理由で除外されることもありますね。

    今の日本には野生動物の天敵になる肉食動物が居ないに等しいので、人間が手を加えない限りは増えていくでしょうね。
    (熊のように絶滅寸前の頭数だと、また別なのでしょうけど)
    鹿やキョンなんかの獣害はかなり深刻なようです。

    昔は鶏やヤギを自宅で飼っていて、ある日それが食事として出されたというのも普通だったんですよね。
    私はペットということでならある程度飼育の経験がありますが、食べるための家畜が居たことはないですね。
    すぐ近くに食肉になる牛農家さんがあったくらいでしょうか。

    ウミドは、ヤギは殺されるものという環境に育ち、理解しているし慣れてもいるはずです。
    それでも何かのきっかけで、情が移るみたいなことはあるのかもしれませんね。