妖怪ネットワーク～フォロワーは八百万？～

　文明や技術が発達し、至るところでSNSなどを通し誰とでも、どことでも繋がることができる、現代。
　そんな今を平凡に暮らしている石井裕樹は、無断転載でリツイートを稼ぐのが暇潰し程度の地味な高校一年生だ。ある日、彼は腕に不気味な目玉ができていることに気づく。目玉は日に日に数を増やし、裕樹の身体を蝕んでいく。
　追い詰められる裕樹に声を掛けてきたのは、明るくお調子者なクラスの有名人、有馬秀だった。
　コミュニティが広い彼はツブヤイッターのフォロワー数も桁違いで、裕樹とは対極的な存在だ。
　秀は言う。

「祐樹君、憑かれてるよ」



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※拙作『妖怪カメラ～妖怪助けはスマホのアプリで！？～』の原案にもなったお話です。
あくまでも原案なため、共通する設定もありますが、話も登場人物も８割…続きを読む