概要
怖そうで怖くない、少し怖い百物語応募の為
栃木怪談として、当企画に応募させて頂いておりますが、少し怖い。と言うのは、これかな。と思いまして、応援も頂き、この話を8月13日深夜に書きましたので、抽出させていただきました。よろしくお願いいたします。
いつも応援ありがとうございます。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!夕暮れに野衾の飛び交う、その中に混り。
嘗て。それらは森の奥に、古井戸の中に、土間の竈門の隅に、建て付けの悪い納戸の
陰に…。かつて『妖怪』と呼ばれ、畏れと
親しみと、そして矢張り、此岸には決して
あり得ないモノ、コトへの怖さがあった。
果たして『妖怪』は日本の近代化により
正体を暴かれてしまったのか。
この作品は元々、作者自身が地元栃木で
体験した不思議な話を纏めた連作のうちの
一つ。不可解でゾッとする怪異譚だ。
『野衾』という妖怪をご存知だろうか。
その正体はムササビであるともモモンガで
あるとも言われるが、抑も『ももんが』と
言うのは『お化け』を意味するという。
薄暗い山道を歩いていると、急に視界を
過ぎり滑空する。…続きを読む