【アニメの感想】葬送のフリーレンを見た
そうです、私は決して懐古厨ではありません。
やや遅めでありますが最近の作品も追いかけています。
今回は葬送のフリーレンです。
この作品。私的にとてもグッドです。
最初はしょっぱなから泣かせる展開にちょっと……と思っていました。
ですが、ほんわかした性格のフリーレンがほんわかしたまま世界を旅する事で面白さが増していきます。
どんな過酷な土地に行ってもずっと、ほんわか進みますね。
たびたびフェルンとシュタルクが可愛い喧嘩をしますが、それを含めてほんわかです。
……何でしょう、安心感が違います。
旅で美味しい物を食べたり、馬鹿なことしたり、フリーレン様がだらしなかったりと。そんな日常がほんわかですね。
しかし、フリーレン視点のエルフ時間だと、ずっとほんわかなのですが、人間目線だとそうもいかずといったり、たまにギクシャクするのも面白いですね。
本当に万人にお勧めできる良い作品です。
たしか、葬送のフリーレンが流行りだした頃に。
誰とは言いませんがそこそこ有名なモノ申す系ユーチューバーが、やれ昭和のテンプレだとか。メッセージ性が無いだとか。
今の若者はこういうのしか受け入れられないメンタルなんだとか、ぼろくそ酷評をしているのをみたのですが、正直、老害の嫉妬ですか? って思ったものです。
そんなことはない。良い作品はいつ見ても良いのです。
ちなみにアニメ全話を見て私が思ったことを少し解説します。
世界観は所謂テンプレのナーロッパ世界ですね。
ちなみにナーロッパというのは蔑称ではありません。
物書きにとってはとても便利な世界なのです。
実際の中世ヨーロッパとは違って自由度が高いし、視聴者もすんなりと違和感なく世界に没入できるので、いちいち風景描写の説明が無くとも受け入れらるという、ドラクエ世代以降の日本人すべてにある基礎知識の集合体、財産ともいえるのではないでしょうか。
おっと話がずれました。
フリーレンの話でしたね。
葬送のフリーレンという作品は、所謂テンプレなろう系と思わせて絶対的に違うところがあります。
もちろん魅力的な女子キャラは多数います、ですが誰も男に媚を売っていません。
そう、この作品にも、なろう系テンプレでいうところの主人公様ステキー、になりそうなビジュアルの魅力的でエッチな衣装の女子キャラは多数登場します。
もちろん主人公が女性なので当然ですが、彼女たちには全てに明確な自我があるのです。
無条件で男主人公を愛する、所謂トロフィーワイフというのがフリーレンの世界には存在しません。
そう、男(主人公にだけ)都合の良い歪な物語ではなく、バランスの取れた良いファンタジーなんですよ。絵柄も可愛いし、キャラが生きている。
つまりとても面白いんです。
ちなみに私はシュタルク君が一番好きですね。
彼の精神は小学生男子です、女の子がめんどくさいと本当に思っています。
いいですねー。この男女間の絶妙な距離感が最高なんですねー。
ほんわかファンタジーここに極まれりです。
……もし私が『自分とドラゴンロードと信じてやまない一般少女』を書く前にフリーレンを見ていたら、きっと、フリーレンのパクリになっていたでしょう(笑)
それほどに、ほんわかファンタジーはこうあるべきだと勉強になりました。
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