掘り出し物件+約百五十年の間にたった一回しか起こらない高潮!の結末は?

イタリア、ヴェネツィア暮らしの日本人留学生が、迷いつつも決めた物件を襲った恐怖。
ヴェネツィアの街を襲う高潮「アクア・アルタ」とはどんなものなのか。

十分注意していても、時に現実はその上を行くことがあるのを実感しました。
この経験の後、作者様は住まいについて、とある決断をされるのですが。

歴史のあるイタリア、世界遺産のヴェネツィア島での暮らし。
国立音楽院で学ぶ日々、バールで飲むマッキアトーネ(コーヒー)はまるで映画のようでうっとり。

だからこその高潮が運ぶ現実感が半端なかったです。
タイトルにある『運命の7cm』の顛末を、ぜひご自身でお確かめください。

作者の綾森さまのファンの方、海外暮らしのお話が好きな方、予想を超えてくる現実を体験したい方、いろいろな方におすすめのエッセイです!

その他のおすすめレビュー

櫻井金貨さんの他のおすすめレビュー159