第3話

「……奴隷たちに励まされている奴隷商人なんて聞いたことないよな」


 僕は嘆息しながら、座っていた椅子に体重を預ける。


 すると、手枷をしているにも関わらず嬉々とした様子で獣人種のメーニャが駆け寄ってきた。


「ねね! こんなことしてないで、また遊ぼうよ! あ、そうだ! 狩りしよ! 狩り! ちょうどメーニャのお友達からいいおやつが出る所があるって聞いたよ〜!」


「ぶぅ〜!! えぇ~別にいいと思うんだけどなぁ」









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