第7話A

夏休みの宿題につかまってました。

更新遅くてすみません。


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「そうだ,文芸部で活動実績を残すために何かしないといけないんだけど,なにがいい?」

「え,俺に聞くんですか?他な人たちは?」

「どうせ,部活のせいで来れないし,来れても計画立てれないじゃん。それなら後輩君の意見優先すべきでしょ?」

そうここ青海高校で部活に力を入れており,いくら普段の練習はさぼれても夏休みなど大会があったり近い期間ではさぼれないのだ。

「俺としては小説書くくらいがいいんですけど」合宿とかめんどいし。

「それなら,小説投稿サイトで君が週間1位取らなくちゃならないけど大丈夫?」

うん,無理。一般人にできるわけないでしょ。

「一番手っ取り早くできるのは,やっぱり合宿かな。何日もここに来たくないでしょ。」うっ,確かに。

「それに部費がなくなると...使えなくなるものもある,というか部室が使えない。私たち例外中の例外でやってるわけだしね。」

そう,俺たちがこの部室を使えているのは,先輩が副会長だからだ。職権濫用では?と思うのだが,使わしてもらっている身なので言えない。


「で?合宿なんて二人でできるんですか?」

「いや?」

「え。」

「君が誘ってくるんだよ。」

「俺,友達いないですけど。」

「あ,そっか」納得せんといてもろて

「一応聞いときますけど,人数何人なんですか?」

「5人以上」

「終わりじゃないですか。」

「...」

「あ,生徒会のメンバーを連れてきたらいいじゃないですか。」

「あ,それがあったか!さすがは入試1位だね!」

「やめてください...。」

それから場所,食事,やることなんかを決めていった。

「それで合宿の日付なんだけど」

「生徒会の人って生徒会室にいるんですか?」

「まあ基本そうだね。それが仕事だから」

おい,あんたはどうなんだよ。ほかの人がいて副会長なのにいなくてどうすんだ。

「まあ私は例外だから」

そうだった。この人,人の子と全然気にしないんだった。だからぼっちなんだ。

「それは君もでしょ」

「さっきから当たり前のように心読まないでください。」

「だって君分かりやすいもん」

え?そんな顔に出てたか?

「ほら,そういうところ」

「っっっ!早く行きましょう」

「あ,すねた」

「しばきたおしますよ?」

「きゃああーおそわれるー!1年3組の小樽蓮君におそわれるー!」

「さらっと個人情報広めないでください。しかも止めようと思ったら,棒読み過ぎて誰も気にしてないし」

てかあの脅し意味ないじゃん。普通にどっか行ってもなんともなかったじゃん。

「ちっちっ。甘いね蓮君は...」人差し指を横に振りながら言う。

「これは私が変人だと思われすぎて「また変なことやってる」「かかわらないでおこう」ということだよ。」

「余計ひどいじゃねえか」

「あ,ここだね。」

そこには生徒会室という札。ノックして中に入ろうとすると

「久しぶりー!」

先輩に視線が集まる。

「え,佐原...?」

「明日は雪でも降るのでしょうか?」

「今日帰ったらガチャ引こ...。」

「...?だれ?」

「先輩どんだけさぼってんすか。「だれ?」はやばいでしょう。なんか出現確率が終わってるレアキャラみたいですよ。」

「てへぺろ?」

「美人だからって許されると思うなよ」

「コホン!で?何の用だ?お前が理由もなしに訪ねてくるはずがないだろう?」

先輩がねねっちと呼んだ人は生徒会長の矢代 寧々である。

この人は入学式どころかいろんなところ出てくるので覚えている。

まあこれは正直ばけものといっても不足ないだろう。

運動神経抜群,品行方正,成績は学年トップ,優しく後輩に慕われている上,生徒会長。告白は数知れず。

「いやーー,ねねっちよ。君たちまだまだ仲が深まってないと思うんだ。てことで合宿一緒に行かない?」

「お前と以外は全員仲いいぞ?」

「ぎくり」

あんた,生徒会の人とも友達じゃねえのかよ。

君は完璧で究極のぼっちってわけか。

「で,合宿というのは文系部の活動実績のことか?」

「そうそう」

「うーん...。行くか。」

「「「「「「え?」」」」」」

「いやなんでお前は驚いてんだ?」

「いやてっきり来ないだろと」

「後輩がいるし,その子に迷惑がかかるだろ」

(これが...青春...わたしにもやっと...。合宿イベなんて大定番だもんね。乗るしかないこのビックウェーブに!!)

「いやそれは一クラブに対する過干渉になるのでは?」

(ぐぬぬ。これぞ青春の壁。これを乗り越えてこそエデンはあるのだ)

「いや,私たちが監視で着くという形で行おう。さすがに男女二人はまずいからな。人数さえ足りれば問題ないのだろう?」


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NTRしようとしたんですが,尺の都合で入りませんでした。



ふう,霊宝集めとマグナ3しんどかったな。

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