第9話A

普通に文字数足らなかった...。

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なぜか合宿なのに漫画を読みながら雑談している。これまじで合宿なのか?しかも若干名お菓子食ってるし。まあそういいながら俺もポテチをつまむんだけど。


てかこの漫画どこから?と思うものもいるだろう。まあこれは歴代部長が部費で買った貯蓄らしい。まじでこいつら...。でも確かに昔は幽霊部員という名の部員数が多かったのでかなり部費があったらしい。逆に何もしてないと部費がなくなるので,書籍の購入ということで漫画を買ったらしい。ちなみに大量のラノベもある。


やべえ進○の巨人おもれえ。前世でも見てたのだが,最後まで見れなかったんだよな。まじで最高だわ。


「天使様サイコーだわ。最高に甘すぎる」


おっと急に同志のにおいがしたぞ?

チラッとみるとやはり生徒会会計の河合だった。ふっ,やはり俺の見る目は間違ってなかった。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。だが相手もやり手。オタクは目立たないように視線を感じる能力があるのだ。だがそれを思い出したのは遅かった。ばっちり目があった。


「小樽。お前今期のアニメ何見てる?」

ここは選択肢として見てない風にメジャーなアニメを挙げるのが正解だろう。だが,それを邪魔するのがオタクのプライド。

「ロシデ○,義○生活,○けイン,先輩は男の○,ふた○れ...。」

見事にラブコメの数々を挙げた。

「わかってんじゃねえか...。」

そして俺らはグータッチをした。これぞラブコメの力。ラブコメは世界をつなぐのだ。


ま,そんなことはさておき。河合と仲良くなった。こんな感じ。

「ロシデ○は全部みた?」

「見たに決まってんだろ。さすが。よかったわ。」

「蓮は誰推しだ?」

「何言ってんだ楓太。有希に決まってんだろ。」

「いや,マーシャさんだろ。あの人の頭よしよし良すぎだろ」



カシャッ。写真を撮られた。後ろを向くと,

「ではではこれで文芸部の目的は果たしたとしていいかな?」

はぁー。やっぱりあんたか。

「いいんじゃないんですか,先輩。」

「てことで遊びに行こう!!」

「ちなみにどこに?」

「ここをどこだと思ってるのかな?ほとんどどんなスポーツでもできる場所だよ?」


てことでプールに来た。今日は午前中に水泳部が使っていたらしく,水が溜まっている。あの人も意外と準備してたのかと思いながら見ていると,

「いや,ほんとに手配してくれて助かったよ,ねねっち。」

やっぱお前が手配するわけねえもんな。わかってたよ,なんとなく。てか思ったんだけどこの人相当職権乱用してんな。


そうすると女性陣が水着になり始める。すく水かと思えばビキニだった。許していいの?生徒会。

「君はどんな女が好みタイプだ?」

「その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません。」

「退屈だよ。というか揺るがない人間性変態性ならここにいる全員持ってるよな。」

「しれっと変なルビふってそこに入れんな。俺は変態じゃない。」

「?何を言ってるんだ?佐原麗華とかかわっている時点でお前は立派な変態だぞ?」

「え,あの人風評被害えぐくね?」

そんな会話をしていると,

「おいおい男子諸君,女の子の水着姿でノーコメントなうえに人を変態呼ばわりとは。いい度胸してるね。」

「げっ!」

「なんですか,先輩。」

「あ,今「げっ!」て言った。先輩傷つくよ。」

「先輩そういう系気にしないでしょ」

「いや分からないよ?そういいながら裏で泣いてたりしてね。」

「そしたら一生裏で泣いていることになりますけど」

「さも私が悪口ばっかり言われているようにするのはやめていただけるかな」

「いや事実でしょ。」

そう思いながらしゃべっていると,にやにやしながら見ている楓太がいた。

「お前何主人公の隣にいる親友キャラみたいにやにやしてんだ。」

「いやラブコメの波動を感じたからな」

そうしゃべっていると,背中に大きい衝撃が走った。

その次の瞬間感じたのは,冷たさ。

「びっくりした。何するんすか,先輩。」

「いや男二人で熱そうな話をしていたから冷やしてあげようと思って。」

「なら太陽浴びて暑そうにしている先輩も冷やしてあげますよ。」




「ふー気持ちい。」

「あーー。」今俺はお風呂に入っている。

あの後水を掛け合ったり,ヲタ話をしたりしているとすっかり日が暮れ,学校にはお風呂はないため,部費でスーパー銭湯に来ていた。

「なんか一日目にしてすっげえ疲れたな...。」

「生徒会長は張り切りまくってるし。」

「先輩との温度差だよなー。」

「ありすぎなんだよなー。」

そこからサウナ入ったりといろいろした。

「ごめん,のぼせたわ。上がる。」楓太にそういい,服を着てあがる。

お風呂後といえば...「コーヒー牛乳うまっ」

「あれ,先輩も早く上がった感じですか。」コーヒー牛乳を買いながら聞くと

「うん,てか蓮君先輩って分かりにくいんだよね。麗華でいいよ。」

「え,なんか自分への信頼度風呂で見つめなおして取り戻そうとしてます?」

「ひどい言い草だけど,ほら早く麗華リピートアフタミー?」

「...」

「...」

沈黙の中,コーヒー牛乳の落ちる音だけが響く。だがそれさえ気づかないほどに困惑していた。

「麗華。」

「うん。よろしい」

「どこ向いて返事してんですか」

「あれーはやいねー」

え。一瞬誰かわからなかった。階段のほうを見ると酔った?みたいな会長がいた。

風呂上がりのせいなのか,三人とも顔が赤かった。


「で?どうだったんだ?愛しの先輩とは」

「愛しじゃねえけどな。まあ麗華とは...おい何にやにやしてんだ。」

「いややることやってんのねと思って。」

「お,始まんぞ」

「今回もよかった...。」

「あのシーンよかったな。」


「もうこんな時間か」

「もうそろそろ寝るか。」


うーんなかなか寝つけない。

やっぱり社畜時代が根付いて深夜アニメはしごしてるせいかな。

寝れないことに困るってなかったからな。こういう時は運動って聞くし,コンビニでも行ってみるか。


そう思いながら校舎の外に出る。ちょっと探索してみるか。そう思い,一回も使ったことのない裏門から適当にコンビニを見つけるまで帰れまテンを開催してみる。人通り多いほうがコンビニはありそうだな。そう思い,大通りに出ると,

げっ!ラブホ街じゃねえか。来た道へと帰ろうとしていると,既視感のある背中を見つける。あれ?麗華?なんでこんなところに?


そうおもいながら見ていると,麗華の視線にあるのは

「っっっっ!!」

やめろそっちに行くな。何かの間違いだ。そうだ,先輩はやつの弱点を探るために

だがそんなのは一時的な鎮痛剤現実逃避でしかなかった。

そして麗華は先輩はやつ,神崎誠にキスをした。お尻を振りながら近づき誘惑する彼女を見て,二度目だからかなにかがきれていたのか,頭は止まっているのにやらなければならないことはわかっていた。


「おい,高校生どもっっっ!ここはっっってめえらが来ていい場所じゃねえぞ。」

そこには梓もいた。動揺したが言い切った。


「蓮...。」

「つけられてたんだ..。」

「まあいい。予定がはやくなっただけだ。お前がちんたら童貞拗らせてる間に全員寝取ってやったぜ?」殴りそうになるのをこらえる。これをしたら俺の負けだ。

「っっいつからだ?」

「まああずさに関しては付き合って一か月のときだ。欲求不満だったらしいぞ。友達に連れられて,周りに流されてちまってな。そしたらもうすぐに落ちたよ。

そして麗華に関しては,お前のことは本気で好きだったらしいが,梓のことに聞くときにちょっとした相談に乗ってあげてな。前はいやいやだったが,もう今はすんなりだ。」

「私はもうこの人の女だから。話しかけても無駄だよ。」

「私はもうこの人にあらがえないんだよ。そういう風にできてるんだからね。」


「なんでだ?」

「この人はあなたと違って私のほうをしっかり見てくれる。不安になんてならない。」正直,「すき」なんて一時の感情でしかない。楽なほうに逃げるのが人間か。

「だそうだ。それにお前の絶望する顔を見たかったんだよ。」

そして思い出した。なぜ俺が社畜に落ちたのかすべてこの笑いと重なった。

そうか,お前がそうか。復讐できてうれしいよ。神崎課長。

おそらくこいつは昔あずさと俺を見て失恋をしたのだろう。俺の勉強をからかっていた一人に誠がいたのを覚えている。まあ某アニメの伊藤のせいだが,お前の私情なんて意味をなさない。俺の私情で徹底的にお前をつぶす。


前世で思ったこいつらはくそだと,俺の平穏を乱すものは許さない。あの社畜みたいになるのなんて冗談じゃない。

「質問タイムは終わったか?終わったなら行くぞ。」

「てめえらネットを見ろ。ネットをな。現代っ子だろ。」

「ああん?なんだ?」

その瞬間彼のスマホがバイブする。

「そうだ。先輩。俺らがなぜこいつらに復讐できなかったかわかります?」

「それは私がうその情報を流したからで...。」

「まあそう。その情報の管理も大事。だけどね,俺は思う。社会的立ち位置が足りないと。」


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純愛脳開花したんで暴れさせます。

今回はこんな復讐の仕方になりましたが,違ったルートがあればコメント欄にお願いします。そのルートを描くかもしれません

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