概要
振り向いてはいけない、ちょっとしたお話
8月の夏祭り。私が歩いて向かうのは、祭囃子が響く場所。
石造りの階段を一歩ずつ、私は彼を探しに上がっていく。
心がはやり、今すぐ駆け上がりたくなって。
でもカラコロと鳴る下駄が、焦る気持ちの手綱を引いてくれる。
さあ、もうすぐだ。
もうすぐ、アナタに出会えるんだ──
夏の夜。寂しい気持ちを振り返る。
一人の女性の心境を描いた、夏の一夜のアイの短編。
©2024 薪原カナユキ
石造りの階段を一歩ずつ、私は彼を探しに上がっていく。
心がはやり、今すぐ駆け上がりたくなって。
でもカラコロと鳴る下駄が、焦る気持ちの手綱を引いてくれる。
さあ、もうすぐだ。
もうすぐ、アナタに出会えるんだ──
夏の夜。寂しい気持ちを振り返る。
一人の女性の心境を描いた、夏の一夜のアイの短編。
©2024 薪原カナユキ
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