【おまけ】掌編の現代語訳
(備考)
一つ前のエピソードに収録されている499文字の掌編内、後半部分の現代語訳を投稿します。
初期タイトル「願ひごとこそ叶ひしか。」
改題「逢瀬」
(以下、本文)
「ダメなのか?」
「え、待って待って、それ!」
瞬間、アタシは息を
「やっとわかった? オリリン」
「うん! 分かるよ、
まだ一日早いのに大好きな彦ぴが来てくれた。
「行こっか」
「いいね!」
好きぴと長く一緒にいられるのって、なんて幸せなんだろ。
今まで一晩だけだったのに、今夜は違う。
好きぴの隣を歩けるのって、なんて幸せなんだろ。
私にとって忘れられない小暑になった。
笹の葉からさがる短冊も、あんなに嫌いだった天の川も綺麗に見える。
願い事が、叶ったよ。
(あとがき)
新宿でストゼロにストローさして飲む生活を送っていた織姫さんが、天の川で断絶された故郷から一年ぶりに来てくれた好きぴの姿に感極まって地元の方言が自然と出てしまった感じのお話になります。
「あなや」は方言。(迫真)
関西弁に明るくないので何となくの想像で書きますが、もしも織姫と彦星が関西弁話者だった場合は、
「ダメなん?」
「え、ウソやん、何で?」
顔も、よう見れん。
「はよ気付けボケ、
「ほんまや! 彦ぴ!」
……みたいな風景なんだろうな、と思います。楽しく書けました。
本作と違って荒廃した世界を描く読み切りですが、このエピソードが収録された「邪なる緑の惑星」の前後編もぜひ、よろしくお願いいたします。
前編が499文字の掌編、後編が5000文字、完結済みの読み切りとなっております。
邪なる緑の惑星 トモフジテツ🏴☠️ @tomofuzitetu
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