第7話 今回は誰も即退場させない

 「リア様。どうなされましたか。とんでもない顔をされていますよ」


 剣を振るうエリスは相手を的確に殺しつつ、私に問う。

 血まみれになっているのに気にする様子はない。


 「そりゃとんでもない顔くらいするよ」


 この状況を理解するのに精一杯だった。自分の顔なんて気にする余裕はない。

 だから指摘されて、ぺたぺたと頬とか鼻の頭とか額とか触る。


 「エリス?」


 名前を呼ぶ。もしかしたら物凄い顔の似ている別人、という可能性もあるから。


 「はい。エリスです。エリス・ルーベンです」


 別人という可能性は消える。


 「私の騎士の?」

 「……? リア様の騎士のエリス・ルーベンです」


 完全に別人という線は消えた。

 エリスはエリスだった。私の知っているエリス・ルーベンだった。


 彼女は二歩後退して、不思議そうに首を傾げた。


 目を擦る。そして改めて彼女を見る。うーん、やっぱりエリスだ。

 死んだはずだ。普通、ここに彼女がいるというのはありえない。銀色の薔薇の効果なのかな。だとすると、なぜこの嫌な場所にいるのか、という疑問が新たに湧く。

 私が願ったのはあくまでもエリスを生き返らせて欲しい、ということだけ。

 それ以上のことは願っていない。


 「本物? 本当にエリス?」


 疑ってしまう。

 エリスのことを生き返らせたさ過ぎて、幻想でも見ているんじゃないかと本気で思う。


 「は、はい……本物のつもり、です」


 彼女は直接口に出したりしないが、何言ってんだ……みたいな視線を送ってくる。

 やめて、そんな目で見ないで。


 「リア様。どうなされましたか。体調でも悪いんですか?」

 「大丈夫、大丈夫。こう見えてもすんごい元気だから」

 「本当ですか? 体調が優れないのであれば、前線から下がっていただきたいのですが」

 「だーかーらー大丈夫だって」


 ほら、と剣を振る。

 ついさっきまでの身軽さはない。

 剣を扱うんじゃなくて、剣に扱われているという感じ。要するにめちゃくちゃ重く感じる。一振しただけで額から汗が垂れてくる。


 それにこのエリスはしっかりとエリスだ。エリス・ルーベンという私の推しである。

 推しを見間違えるわけがない。オタクを舐めるな。


 「おらおらおらおらおら! 闘い中にお喋りとは随分余裕そうじゃねぇーか! 殺されたいってことかぁ? なぁ!」


 敵は私たちに向かって突っ込んでくる。

 その剣筋をエリスは鮮やかに弾く。

 まるで劇団の演技でも見ているかのような気分だ。私の乱れた流れとは大違い。可憐である。

 剣を弾いたあとは、足をひっかけて転倒させる。抜かりない。

 こてんと転び、うつ伏せに敵はなる。

 隙だらけだ。


 「さぁ死んで、ね? リア様に危害を加えようとした蛮族さん」


 エリスは後ろ首に剣を振り落とす。

 こんなの簡易式ギロチンじゃないか。

 ころころと転がる顔。水袋を破ったかのように溢れ出す鮮血。漂う血なま臭さ。


 グロさがあまりにもリアルだった。

 夢ではこのクオリティは出せない。幻覚でも多分無理。

 これは紛うことなき現実であると、受け入れる他ない。


 よし、とりあえず今の状況を冷静かつ正確に分析しよう。私は異世界転移してきたタイミングに戻ってきてしまったらしい。事象としては中々受け入れ難いものである。銀色の薔薇に願ったのは、エリスの蘇り。つまるところ生き返って欲しいと願ったのだ。決して、過去に戻りたいだなんて願ってはいない。だからこれが銀色の薔薇による影響だと断定するのは時期尚早というものだろう。

 じゃあほかにどの可能性があるんだと問われれば答えることはできないが。

 でも事象が受け入れられないのは「ありえない、非現実的なことが目の前で起こっているから」ではない。あくまでも原因がわからないから、である。非現実的なことなんてそもそも異世界転移がそうだし。今更「非現実的過ぎるでしょ、これ。こんなのありえないよ」とはならない。

 ただ原因究明は今できないだろう。手がかりがなにもない。あるのは元の身体だけ。あぁ時間が巻き戻っているかと実感できる程度のもの。証明にすらならない。

 まぁなにはともあれ、せっかく戻ってきたんだ。リスタートできるんだ。なら、全力でやり直すだけ。原因がわからなくて怖い、とびくびくするよりも、戻ってきてしまったのはしょうがないから次こそはやり遂げよう、と切り替えた方が生産的だ。

 今度こそ、絶対にエリスを守るから。



 「残党を殺せ! 一人残らず倒せ倒せ倒せ」


 撤退指示を待っているであろう兵士たちに指示を出した。

 想定していなかったのか、私の指示に各々驚く。一人だけ素直に受け入れた、が。


 「リア様直々のご命令です。わたくしに続いて殺りなさい!」


 素直に私の指示を受け入れた唯一の人物、エリス・ルーベンはまた剣を構え、残党処理を開始する。

 しかしそれに続く者はいない。

 兵の士気はあまり高くない。

 後方からは「白旗上げてる相手を殺すのはちょっと……」「畜生になりたくねぇ」というような声が聞こえる。

 士気が高くないというよりも、戦うメリットを提示できていないだけな気がする。妄信的に指示に従うよりもよほど合理的だ。

 ということは、だ。戦うメリットを提示できれば、この雰囲気を吹き飛ばすことは可能なのだろう。


 「お前ら! 残党の持っている金品回収して構わない! 稼ぎたいのならば自分の手で稼いでこい!」


 私が引き連れる兵士は雄叫びをあげ、狂喜乱舞……じゃないけど、踊るように残党を狩り尽くす。

 若干……いいや、かなり引くくらい圧倒する。傍から見れば盗賊である。

 残党はどんどんと数を減らす。逃げようとする兵すらも殺していく。残忍とかそういうベクトルを超えている。


 「リア様。初陣、完全勝利です。おめでとうございます。ここまで容赦ないとは思っていませんでした。ですが、それで良いと思います。戦場に温情など不要ですからね」

 「いや、そういうつもりじゃないんだけど……」


 同じ道を辿らないように種を回収しただけだ。





 馬車に揺られ、帰宅する。

 そしてさっそくエリスは私の父親に状況報告を行う。


 「――で、報告は以上となります」


 今回敵を殲滅させた。相手がダリウスの名前を出す前に殺してしまったので、その辺の情報も出ていない。故に淡白な報告となってしまった。あまりにも情報がない。もう少し情報を聞き出させれば良かった。なんなら何人か捕虜とするべきだったのかもしれない、お今更ながら後悔する。


 「ふむ、ご苦労であった」

 「とんでもございません」

 「で、我が娘よ」


 父親は私に視線を向ける。


 「はい。なんでしょうか」

 「紹介したい者が居る」

 「紹介したい……者、ですか」

 「そうだ」


 誰かはわかる。十中八九、ブラト・アルベルトだろう。私の旦那候補である。

 本当なら会いたくないとか言いたいのだが、前回のことを考えると彼との関係がないというのはあまり良くない。それに彼の死はオリオットの消滅にも繋がる。彼と関係を築く。多分この世界で、エリスを生かすためには必要な要素なのだろう。


 「入ってくれ」


 父親の合図とともに扉が開かれる。

 入ってきたのはブラト・アルベルトであった。


 「この者は――」

 「ブラト・アルベルト様。近衛騎士団長アルベルト家の長男。だよね」

 「リアよ、良く知っているな」

 「有名人だし、この国で生きるものとして常識じゃないかと」


 父親の隣に立つリックさんは苦笑し、エリスは驚愕している。エリスに恥をかかせないようにと少し出すぎた真似をしただろうか。


 「なるほど。リアは僕のことを知ってくれているんだね。嬉しい限りだよ、ありがとう」

 「未来の近衛騎士団長様を知らない人なんてそう居ないかと」

 「そうか、そうか。それは嬉しい」

 「……お言葉ですが、リア様。とても嫌な雰囲気を感じます」


 エリスは耳元で囁く。

 嫌な雰囲気。そう言われて私は周囲を警戒する。

 残党を狩り尽くしたつもりだったが、もしかしたら取り逃しがあったのかもしれない。ここでまたブラトを殺されるってのはたまったもんじゃない。

 しかし、周囲を警戒してもそれらしきものは見当たらない。エリスの言う、嫌な雰囲気というのもだ。


 「気のせいじゃない? 私は特になにも感じないけど」

 「そんなことはないと思います。明らかに嫌な雰囲気が漂っています。危険です」


 彼女は折れない。危険とか言われたらさらに警戒してしまう。

 一体彼女はどこになにを感じ取ったのだろうか。

 エリスを一度見る。

 彼女はブラトを睨んでいた。



 「この方、リア様に対して下心を持っているような。そんな感じがします」

 「あ、嫌な雰囲気ってそっち?」

 「はい。そうですが……」


 なら良かった。

 下心は多分ある。エリスの嫌な雰囲気とやらは間違っていない。

 でもそれはそれとして、警戒するに越したことはないだろう。今は気の張り時だ。


 「君と君の従者はとても仲が良いんだね。羨ましい限りだよ。こそこそ何を話していたのか教えてくれると嬉しいな」

 「女の子同士の秘密ですよ、ブラト様」

 「アッハッハッ。そうかい。それは失礼したね」


 下心が見えます、と忠告されたとは口が裂けても言えない。この人は多分笑って流すだろうけど、父親とリックさんが憤慨してしまう。怒りすぎて頭に血が上り、そのまま倒れてしまうかも。だから適当に有耶無耶にする。


 「で、父上。どうしてブラト様がこんな辺境の地に? ただ挨拶をしに来た、というわけでもないのでしょう?」


 こっちからお見合いの話を出すのはあまりにも不自然。だから父親を急かす。


 「おっと、そうだったな」

 「ライアン殿。それに関してはこちらからお話させてください」


 父親が口を開いたところで割って入ってきた。

 ブラトを見つめる父親はしばらくしてからこくりと頷く。

 頷いた父親を見て、ブラトはにこりと微笑む。


 「単刀直入に言ってしまうと、僕はね、リア・フェルナンド。リアに一目惚れしたんだ。だから求婚しに来たのさ」

 「なっ、なっ、なにをおっしゃしゃしゃ」

 「エリス落ち着いて」


 動揺を隠せないエリスは壊れた機械みたいになってしまった。

 私も若干動揺してしまった。お見合いではなく正式に求婚って言われてしまったせいだ。

 覚悟していたもの以上を突きつけられたのだから、仕方のないことだろう。


 「落ち着いていますよ。リア様。大丈夫です。リア様が求婚されようとも、わたくしは……落ち着いていられますとも。大丈夫です、大丈夫ですから」


 と、明らかに大丈夫じゃない反応だ。

 まぁ……可愛いから良いか。こんな反応を見れただけで、この世界にやって来て良かったと思える。


 「見合いではなかったか?」


 父親は不思議そうに訊ねる。


 「えぇ、そのつもりでしたよ。ただ、リアがあまりにも可愛くてつい」


 つい、じゃないよ。テヘ、みたいな反応するな。

 お見合い前提にあれこれ考えていたので、計画が全部が崩れる。


 いや、真面目にどうしようか。

 お見合いじゃなくて求婚となれば色々変わってくる。求婚された時点で、受け入れるか、断るかをしなきゃならない。

 今決めろって? 無理だよ、そんなの。

 政略結婚ってことなら、私に決定権なんてないけど。

 これは違う。政略結婚ではない。

 私にも明確に拒否権がある。だからこそ困る。


 「娘にも考える時間というものがありましてな」


 ナイスだ、父親。


 「ライアン殿、それはわかっているよ。あくまで僕の意志が固いことをリアに伝えたまでだからね」


 ブラトは私の目の前にやってくる。

 いけ好かない奴だが、如何せん顔が良い。絵に描いたような美少年だ。だからこう近付いて、見つめられると、恥ずかしくなってしまう。男性に対する耐性が皆無なので余計に、だ。


 「リア。やろうと思えば僕は君と無理矢理結婚することだってできる」

 「政略結婚ですか」

 「そうだよ。でも僕はしない。なんでかわかる?」

 「……愛のある結婚を望むから、ですかね」

 「そうさ、正解。リアと僕は気が合うのかもしれないね」


 ブラトは声を弾ませる。

 作品の知識があるか知ってました、とは言えない。


 「だから嫌なら遠慮なく断ってもらって構わないよ。っても、立場的に断りにくいかもしれないけど。僕が一番嫌なのは君が求めていないのに結婚することさ。好きな人の幸せを奪うようなことはしたくない」


 凄いセリフだ。

 美少年にこんなこと言われたら普通の女はコロッと落ちてしまうだろう。

 生憎私はどういう方向から見ても普通の女ではないので、落ちないのだが。


 ブラトは言いたいことを言って、距離を置く。


 「それじゃあ僕はこれで一旦。リアにも考える時間を与えなきゃいけないし。僕がここにいたらきっとプレッシャーになっちゃうからね」


 と、言ってブラトは私の前から姿を消す。


 ブラトが居なくなってから、父親はわざとらしい咳払いをした。


 「リアよ。そういうことだ。わかっているな?」


 父親が言いたいこと。それは嫌だけどわかる。

 結婚しろ、そう言いたいのだ。

 フェルナンド家、オリオット領の未来を考えるのならば、ブラト・アルベルトの本妻になるというのはこれ以上にないメリットである。

 今は貧乏領地だが、結婚すれば色々な恩恵を受け、豊かになり、オリオットが栄える。そんな未来もあるのかもしれない。

 領主として、父親の判断は間違っていない。きっとそうすべきなのだと思う。ブラトは政略結婚は嫌だと言っていたが、そう簡単にいかないものだ。


 「検討する」


 しかし、私には推しがいる。他の男と結婚するなど考えてもいない。ましてやブラトとか。ありえん。それなら死んだ方がマシだ。

 領主の娘としての責務を果たせ? いや、私リア・フェルナンドだけど、リア・フェルナンドじゃないから。領主の娘としての責務を〜とか言われたって困る。

 私は私の好きなように生きると決めた。

 エリスを守るためにこの結婚が必要不可欠であるのなら、喜んで受ける。ブラトを愛するのは難しいかもしれないけど、愛せるように努力だって惜しまない。でも、この結婚がエリスを守ることに繋がるとは思えない。


 「検討ではなくてだな、答えは一つしかない――」

 「それではこれで話は以上ですよね? 失礼します」


 面倒な香りがぷんぷん漂っていたので、私は即座に退室する。

 エリスは私の後をつけてくる。


 廊下を歩く。


 「リア様、本当に結婚なさるのですか?」


 私の隣を歩くエリスは心底不安そうに私のことを見つめている。


 「どうだと思う?」

 「そうですね……するのかなと思います。あの方はどうやらお偉い方のようですし、なによりも顔は良いです。性格も見える部分は良さそうでしたし、所謂優良物件というやつなのではないか、と」


 エリスはそう思ったのか。

 優良物件、か。

 まぁ表現としてどうなのかなとか思わないこともないけど、言っていることは間違っていない。ブラト・アルベルトは人気キャラクターの一人だ。沢山のファンを虜にしてきた。それだけ魅力的なキャラクター。人間である、ということ。

 優良物件なのは違いない。


 「結婚するのが正しい選択だってのその通りだろうね」

 「では……やはり」


 エリスは露骨に落ち込む。なんでそんな反応してくれちゃうの。抱きしめて、撫で回したくなる。推しがこんな反応してくれるとか、生きてる甲斐があるというもの。

 なんかもう少し虐めたくなってしまう。でもやめておこう。可哀想だし。


 「するつもりはないよ」


 本心を口にした。


 「そうですよね。おめでとうございます。例えリア様が遠くに行ってしまわれても、わたくしはリア様の剣として……って、へ? 今なんておっしゃいましたか?」


 エリスはお手本みたいな反応をしてくれる。


 「結婚しないよって言ったの」

 「正気ですか?」

 「正気だし、本当だよ」


 理由は色々あるけど。

 やっぱり一番はブラトがいけ好かないやつだから、だ。


 それに結婚という形をとる必要はない。

 だって「銀色の薔薇」のストーリー上は結婚していないし。つまり、ここで結婚を選ばなくてもブラトとの関係はそれなりに維持できる、ということだ。

 結婚しないと関係を繋ぎ止められないのなら、結婚するべきだろう。でもそうじゃないならわざわざここで結婚という切り札を使わなくたって良い。


 あれこれ考えた結果、を一々説明するのは面倒だ。

 それにエリスの場合、説明したって理解できるか怪しい。


 「私はエリスのことが好きだからね」


 と、まとめた。





 次の日。私は父親に呼ばれ、部屋にやってきた。

 父親、リックさん、そしてブラトがいる。

 昨日の今日で答えを求められるらしい。早すぎやしませんかね。


 「聞かせてもらえるかな、答えを」


 ブラトは訊ねてくる。

 父親は期待の眼差しを向けてくる。

 リックさんは淡々とした表情だ。


 「まだ結婚はできないです」

 「なっ……」


 私の答えに真っ先に反応したのは父親であった。こいつやりやがったなみたいな視線を向けてくる。

 知ったことか。


 「まだ、というのは?」


 ブラトは冷静だった。まるで断られるのをわかっていたみたいである。


 「政略結婚でないのなら、もっとブラト様のことを知ってから結婚したいと思うのです」

 「なるほど。たしかに僕もリアのことは一目惚れだ。君のことを知っている……とは言い難いね。つまり、もっと関係を構築したい、ということかな」

 「そういうことです。なので、良かったら……お友達からとかどうです?」

 「アッハッハッ。君ったら本当に面白いね。僕が求婚してるのにお友達からって。だから一目惚れしたのかもしれないけど。良いよ、そうしよう」


 私とブラトは手を取り合う。熱い握手を交わす。

 そうして、ブラト・アルベルトは自領地へ帰ることになる。彼は彼で相当忙しいのだ。


 とりあえずブラト・アルベルトは殺されなかったし、しっかりと適度な関係を築くことに成功した。


 「せっかくだ。リア、僕の領地に遊びに来ないかい? 『友達』として君を歓迎するよ」


 この人は狡賢い。断れるわけがない。

 私は頷くしかなかった。

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即退場の推しキャラを守りたい!!! こーぼーさつき @SirokawaYasen

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