スタジオのみなさん、聞こえますか

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概要

「飽きた」――この一言は、当時の俺を打ちのめした。
賞レースで好成績を残しているわけでも、大ブレイクを果たしてテレビ番組に引っ張りだこなわけでもない。「ロケ」の腕前を評価されて、中継やＶＴＲ出演という形で芸能界を生き抜いている。その地道な努力により、超人気アナウンサーを彼女に持つこともできた。しかし俺は、大きく分けてふたつの悩みを抱えこんでいた。
  • 完結済 全1話
  • 1,874文字
  • 更新
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紫鳥コウ
  • @Smilitary

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