え、ここからでも始まる溺愛があるんですか!?

「最初に言っておくが、君と必要以上に親しくするつもりはない」
アイシャは十の頃、婚約者シオンにそう告げられる。それでも、父の言葉を信じ、「愛してみよう」と決める。
だがその結末は、惨たらしいものだった。
父を処刑した男に身体を奪われ、挙句の果てに腹を切り裂かれ、愛した人の子を殺されたアイシャ。
剣も愛も奪われ、「二度目の人生があるならシオンのことは愛さない」と心に決めた時、彼女の人生は巻き戻っていた。
――全ての運命が狂ったきっかけである、父ルーカスの処刑の日に。
「剣と愛、その両方を持ちなさい」
その言葉を胸に、アイシャは戦う。
一方、「君と必要以上に親しくするつもりはない」と言ったシオンは、政敵マグノリアから呪いを掛けられていた。

「愛なんてものを手に入れようだなんておこがましい」「お前の大切なものは、何であろうと全て根絶やしにしてやる」

そして彼もまた、アイシャのように巻き戻っていた。
そこから始まる、過酷な前半とは打って変わっての激甘溺愛ストーリー!
お互いの想いを抑圧していたせいか、止まらないやまらない!
『刃物姫』は再び、愛を研ぐことができるのか?

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