手作り
さて。好きなものを書くのか読まれやすいものを書くのか。本当にどうでもいい問題を深掘りしているだけなのにいろいろと反応がきます。まあ、書籍化もしていないド素人のたわごとです。結論ははっきりしています。
好きなものしか所詮書けない人間は好きなものを書くしかない。
これだけです。売れるものが書けて、売れるものを書くのが好きなら最高ですよね。そして、金や承認欲求のために流行ものを書くんだ! それも良いのです。
でも、いつまでもこの話題無くならないですよね。めんどい。
何がめんどいのかって前回の朝吹さんが書いたような状況。朝吹さんがめんどくさいんじゃなくて、巻き込まれている状況と相手の話ね。書きたいものを否定される状況。それが「プロとは」などと決めつけるように言う人間ね。
◇
投稿サイトに書いている人はまあ趣味から始まるのが多いかな? で、読まれなくて愕然となるのよ。それでもしばらく頑張って、読まれるコツみたいなものをつかんで、そこそこ読まれるようになるとさ、「運が良ければ拾い上げられて書籍化しないかな」とか思うのよ。同じくらいに始めた仲の良くなった人が書籍化したり賞取ったりするじゃん。いいよね。羨ましいよね。
でさ、なんか夢見るわけさ。書籍化できるかもって。
そうなると、売れそうなもの書いた方がいいのかな・・・とか悩み始める人も出るよね。まあ、それもいいんだって。書けるならね。
それでも賞取れるかは別だし、書籍化できない人がほとんどなのさ。
◇
プロとアマチュアの違いって何? って言われたら、金出す客に売るか無料で提供するかだと思うのよ。料理人で考えてみようよ。
料理作るとさ、それは家庭料理ってジャンルになるよね。チェーン店のレトルト牛丼温めてご飯に乗せようが、オムライス作ろうが、8時間煮込んだカレー作ろうが。手間とか出来上がりは人それぞれ。凝り方も自由。自分にとっては「これでいい」って出来だよね。
でさ、人に食べてもらって褒められると嬉しいよね。
カクヨムって、まあ家庭料理を「食べてみて。褒めて」って出しても良いところみたいな場所なのよ。
で、「商品化しない?」って声が稀にかかるの。コンテストが開かれたりするからチャンスが有ればってなるわけ。
でも家庭料理なのよ。出した瞬間は。プロも出すからややこしいけどね。
じゃあプロの料理って何? って言われたら千差万別。下積み何年もした和食や洋食のプロが出す料理もあれば、チェーン店でキレイに並べて温めるだけの料理もある。機械で形成されたシャリにネタ乗っけるだけの回るお寿司もプロの料理。料金が発生しているからね。
私の手間ひまかけた料理のほうが美味しい! そう言いたくなる人もいるよね。
でもさ、家庭料理はそのままお店に出せないの。どこか雑さが残るから。
書籍化って、美味しい家庭料理を安定して売れるように製品化する作業。
チェーン店の温めるだけ、盛り付けるだけって、そこに来るまでえらい手間ひまかけているのよね。機械が。
お店で出せば全部プロの料理なの。
家庭で提供すれば、すべて家庭料理なのよ!
いい店はね、売上の上がる店。美味しい店でも本格派でもないの。そういった価値観は大事だけど、潰れたら元も子もないじゃん。
家庭料理はね。好きなものを好きなように作って食べる良さがあるのよ。
そして才能ある人は、好きな家庭料理が商品として出回るの。
でもたいていは普通の家庭料理だから。「美味しい」って言ってくれる人がたくさんできるといいね。
自分が得意で作りたいものを振る舞うのか
相手が好きそうなものを頑張って作るか
どっちでもありじゃん。愛情込めればいいんじゃない?
そんな感じで小説書いていったらいいと思うよ。
分かりにくい例えだったかも知れないけど、まあ、言いたかったのはそれだけだよ。おしまい。
売れる小説を書くのか、書きたい小説を書くのか問題 みちのあかり @kuroneko-kanmidou
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