不思議で、柔らかくて、切なくて、あたたかい

山で迷った僕は大きなクスノキを見つける。そこには木霊が宿っていて、「お母さん達のところへ帰りたい」と願った僕を導いてくれたのだった。木霊はそのまま僕の家のクスノキに棲みついて――

童話風というタグのとおり、優しい文体とやさしいストーリーの、心を柔らかく豊かにしてくれるような作品でした。絵本や挿絵付きの児童書としても読んでみたいです。
登場人物の名前が良いなと思いました。つい物語の先、さらにその先へと思いを馳せました。
素敵な作品でした!

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