東のゴーレム、ヤン＋ツンの妖精と気ままな旅に出る

揺らぎがエネルギーの源と知る世界。そこには、全てが備わった王と、王から与えられた知識を糧として生きる人々がいた。工夫を凝らし、日々発展していく人々と、その貪欲さに驚きを隠せない王。人が進化していく様子に不安を感じた王は、世界の平穏のために、人々を消し去ろうとする。
まず王は、自らの力の大半を分け与え、容姿まで似せた四体のゴーレムを作り出し、四方を治めさせ、それぞれを東王、西王、南王、北王と名付けた。その中で好奇心旺盛な東王は、人々が消されないで済む可能性を訴え、世界や人々を深く知るため、王の下を離れ旅に出る。

美しい景色や小鳥の歌声に心を奪われる東王。人との出会いを求め彷徨う中、羽の生えたリルというヤンとツンが混じった自称妖精に出会う。東王は少女からトウと名付けられる。それから一緒に旅をす…続きを読む