冬の窓に頬を当てたような、冷たい感触がありつつも心地良いファンタジー

初っ端からの辛い展開。難病に苦しみ、友人も亡くした傷心の主人公が担当医をなじるシーンは宗が痛みます。

だけど、そこにひとつの出会いがあります。
それが切っ掛けとなり、夢とも現実ともつかない出来事が主人公の気持ちを変えていきます。

希望が持てる、しかし完全なハッピーエンドではない終わりの余韻が深い。

余談ですが、上を向いてと担当医に願ったあの女性は励ますだけではなく、上を向けば顔を見れる、顔を見せて欲しいとも願ったのかな、なんて思ったり。

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