Chapter2-4 Boss -強敵-
大物の正体、それは高さ3mほどであろう巨大なスライムだ。
「まずは、どう倒すかだね。」
スライムはご存知の通り粘液の魔物だ。
斬ったところですぐに結合、再生されるし、
私の力ではこの質量を凍らせるのは時間がかかる。
唯一の攻略法はこいつが分裂タイプなのを祈るか、結合しないようにするか。
そんな事を考えるうちにスライムはお姉ちゃんに粘液を触手のように伸ばし、襲いかかろうとしていた。
「きゃああああっ!」
「危ない!お姉ちゃん!」
とっさの判断でスライムに氷弾を飛ばす。
お姉ちゃんも回避行動を取っていたことで、スライム触手まみれにならずに済んだ。
「お姉ちゃん、護身用のナイフ持ってる!?」
「はい。持ってますけど…」
あいにく私は、霊体なのでナイフを触れない。
「私がナイフにおまじないをかけるから、君はあのスライムをぶった切って!」
「えっ!?」
「怖くない、怖くない!さぁっ…行って!」
「は…はい…わかりました。」
お姉ちゃんのナイフに魔法をかける。
後は私のひらめきと、お姉ちゃんのナイフに掛かってる。
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