Chapter1-8 Reincarnation -転生-

「ここは、あの世?」

私はいつの間にか、そう形容するしかない、不思議な場所に来ていた。

一面の花畑。晴れ渡った空。


―――セレスティアナよ、見事な志だった。


「神…様?」


―――有無。我は神なり。


「神様。私は天国に行かれるのですか?」


―――否、汝は冥界にはいかぬ。


「じゃあ、私はどこに行くの!?」


―――案ずるでない。汝に機会を与えよう。


「…機会?」


―――精霊となって現世に舞い戻るか、異なる世に生まれいずるか。


「……」


与えられた選択肢は2つ。

精霊になりこの世に戻るか、

異世界に転生するか。


私のの出した答えは――――


「……私は、お姉ちゃんと一緒にいたい!


……だから、精霊になります。」


その瞬間、私の前に大きな扉が現れた。


―――ならば門をくぐるがいい。汝の武運を祈る。


「わかりました。神様。


…待っててね……セイラお姉ちゃん」


わたしは意を決して、扉をくぐった。

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