概要
その女の微笑みは、見るものを死へと誘う。呪われた絵画の正体とは?
二十一世紀の現代社会に住んでいた自称探偵の青年エリックと、その相棒で、作家志望の青年アラン。ふたりは気が付くと、異世界に転移していた……。
作家志望アランの知識を用いて異世界でなんとか生活し、探偵事務所という名の「便利屋」を始めるに至ったふたり。しかしその収入はといえばほとんどがアランの文筆業によるもので、稼ぎの少ないエリックは日々不満を募らせていた。
ある日、アランが事務所に持ち込んだのは、ひとりの少女が描かれた絵画。ある貴族が娘を描かせたというそれは、持ち主が次々と怪死するという「いわく」を持っていた。
曰く、その絵画を描いた画家はいわゆる「錬金術師」であり、この絵画にはなんらかの暗号が記されているかもしれない。あるいはその絵画には、貴族の遺産の在処が隠されている。
夜な
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