勇者を倒すための魔王四天王(一人倒され済み)によるドッキリ企画がこちら

魔王四天王の中でも最強の猛者があっさり倒された。

四天王(もう3人です)は思ったわけですよ。
こいつはやべえ。どうにかしてこの最強すぎる勇者を倒さなきゃ。

でもどんな卑怯な手を使ってでもというわけにはいかない。
あくまで魔王軍を束ねる者といて威厳と品格を保ちつつ、勇者を倒す作戦でなければ、立場が危うい。

と、彼らのやたら高すぎるプライドからひねり出された作戦会議の結論は。

『倒された者は四天王の中で最弱ということにしておいて、残された3人それぞれの大物感を演出しつつ、最後は卑怯な手で倒す』

という、やっぱり最後は卑怯な手で倒すんかい! というもの。
ええ、大事なのは大物感を演出すること。そこさえ出来れば立場は保てるのです。

要するにその大物感を出すために、3人みんなで演技しようというもの。
こうして四天王(一人倒され済み)による、勇者を巻き込んだドッキリ企画が始まるわけですが。


これが、王道ファンタジーあるあるネタ的なものをオマージュしてたりして面白いんですよね。

四天王の一人、少女の姿をしたキャラが謎を秘めた思わせぶりな僕ッ子キャラを演じて、勇者に接近してみたり。

あるいはもう一人の四天王、錬金術の達人がマッドサイエンティスト的な役を熱演してたら、ついつい本人が楽しくなってノリノリになって役にハマってしまっていったり。

それぞれ個性的な四天王たちが、最強すぎる勇者を倒すために、へっぽこに足掻きまくる様を、どうぞご笑覧くださいませ。




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