なんともまぁ、鮮やかな描写と言い回し。江戸の人情が伝わってくる、まさしく朝の連続ネット小説に相応しい作品。ささくれだった心もあっという間に静まってしまう、ほっこり優しい小説です。
『祓い屋令嬢ニコラの困りごと』 第1回ドリコムメディア大賞にて、畏れ多くも金賞をいただきました。 書籍3巻およびコミカライズ発売中です。 *** 『…
古典としての源氏物語、皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。今作は「お優さん」という語り部を通し、江戸の町医者周辺で起きる事件が源氏物語の帖名にあやかり記されます。私は源氏物語の世界に初めて…続きを読む
実在した江戸時代の国学者であり医師である木居宣長。その弟子である「お優」が主人公のお話です。まず驚いたのが、お江戸の空気感を余すところなく伝えてくる文体、情景描写。丁寧な語り口でとても読みやす…続きを読む
どんどん続きが読みたくなる語りのうまさは天下一品でしょう。登場人物の書き分けも見事です。何よりすごいのは、優しい世界の光景がすぐ目に浮かぶ文章だと思います。今後も楽しみにしております。
こんなに自信を持って面白いって言ってるんだから、彼の語りで物語を読みたくなります。お優さんも一緒に聞くのかな。わくわくする書き出し。
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