ギャルのギャルによるギャルのための改変

金国には異界から現れた異邦人から、新たな知識や文化を取り入れ、発展してきた歴史がある。かつての世界で鬼センに注意され続けた明るい髪を持つおなごは少々――いや、かなり奇抜な『ギャル』と呼ばれる人間、らしい。
中身のない会話に、貴妃まで巻き込むコミュニケーションの高さと、底無しのポジティブさ。考えなしのようで度肝を抜かれる観察眼。
なんか後宮がすんごいことなってるけど、未来は明るいはず。だって、時代の流れだから。人民じゃなくたって、政治は変わっちゃうのさ。


「何それウケる」しか勝たん説が出るのでは?と思えてくるコミカルコメディ。
真面目な官吏が真面目にツッコんでるから、なお面白い!
ある意味難解なギャル語が、失笑から爆笑へ、感心へと移り変わるからあら不思議。


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