この秘密を知れば、きっとカレーが食べたくなる。

 保育園に通う娘とおばあちゃんの話。

 幼い頃って祖父母がやって来ると何だか嬉しくなりますね。作中の娘さんもご機嫌です。おばあちゃんはリクエストのカレーを作ってくれるそう。

 作中は娘さんの父親目線で語られるのですが、子供の頃の苦い思い出が、思わぬ形で癒されたりします。どんな形なのかはラストシーンまで秘密。最後まで読むと、ほっこりした気持ちと、カレーが食べたい気分になる筈。タイトルの意味も分かって、成る程と膝を打つ事間違い無し。

 日常の小さな幸福を切り取った短編です。是非!

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