アラサー歴女が転生したのは、ただの異世界ではなかった!

 交通事故で転生した若菜(29)が、アリーシャ(19)になってしまうというお話です。
 若菜がアリーシャになるのとも、二重人格になるのとも違って、ふたりの記憶と思考が溶け合っているというところがこの作品の特徴で、その描き方が面白い。

 現代知識無双と思いきや、その世界の技術水準のちょい上を出していく奥ゆかしい若菜(アリーシャ)は、公国の若き君主リヒャルトとその腹心エックハルトと出逢ます。

 若すぎる少年君主リヒャルトと複雑な出自を持つエックハルトは共に深い闇を抱えていて、アリーシャと若菜が持つ別の側面に、それぞれ徐々に惹かれていきます。(いまここ)

 世界観は近代ヨーロッパ風と見せかけて、「厄災」と呼ばれるメカっぽい敵も登場。(バトルシーンあり)

 そう、これはファンタジーではなくSFなのです。

 物語はまだこれから盛り上がるところです。

是非ご一読下さい!

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