繋がる想い、深まる愛情

太古にスサノオが八岐大蛇を封印した祠を守り続けるは、朝日奈家と一七夜月家。
しかし、朝日奈家の千早は、何故か一七夜月家の伊吹に嫌われイジメを受けています。
スサノオの力を継いでいる二人が手を取り合えない中で、遂に、八岐大蛇が復活します。

そこで、千早が日頃から大事していた剣の柄から、スサノオの剣たる天羽々斬が現れます。
千早は顕現した天羽々斬に「いろは」という名を与えて、八岐大蛇を退治するために力の扱い方を学んでいきます。

その中で起こる様々な事件。伊吹、鬼、草薙剣……。
八岐大蛇を退治しなければいけない使命と共に降りかかる災いのような事象に、千早は傷ついていきます。

しかし、いろはと過ごす中で千早は癒やされ、少しずつ強くなっていきます。
いろはの優しさと千早を思う気持ちが、徐々に千早の心にとても大きな想いを生み出すのです。
決して叶うことのない「恋」という気持ちが。

果たして、八岐大蛇は退治できるのか。
千早といろはの恋の行方はどうなるのか。

すべては千早といろは。二人の想いにこそ結末があります。

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