金の瞳が宿す使命。立ち向かうのは、愛

  • ★★★ Excellent!!!

主人公の千早は、スサノオの子孫として続く、朝日奈家に生まれた。
朝日奈家は古の時代にスサノオによって八岐大蛇封じられた祠を代々守ってきた家でもある。
だからこそ、金の色を宿した瞳を持つ千早には、スサノオの力を受け継いでいるとして期待だけがのしかかった。

そんな折、祠が壊される事態が起こる――

代々続く家柄こその重い使命。千早は挫ける事こそなかったが、その心中は辛いものだっただろう。だから、その隣には誰かが必要だった。
それこそが、いろはの存在と言える。

天羽々斬が人の姿となって現れたいろはは、長い年月の時の中で千早を見守ってきた。
だからこその想いがあり、愛がある。
二人のやり取りにはときめくものがあり、けれども天羽々斬としてある時は千早を勇ましくもしてくれる。
二人の愛の形、戦いの行方を是非見届けていただきたい。
息のあった二人の戦いは必見です。

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