Requiem to the AVALON

　遥か太古の時代、創造神アヴァロンは世界に反旗を翻した。終焉戦争の幕開けである。世界を守るため、多くの神々が創造神アヴァロンに戦いを挑み、敗北した。多くの者を巻き込んだ終焉戦争は苛烈を極めた。そして、勝者のいない戦争は世界の滅びのみを残し、終結したのだった。

　多くの生命が死に絶え、世界の根幹である源理イデアも滅びた。既に世界からは安寧の土地は消えたと考えられた。だが、最後の戦場にして、最初の理想郷である楽園エデンはその滅びから逃れた。生き残った者たちは生を欲し、来る滅びから逃れようと最後の楽園であるエデンの地に足を踏み入れた。そして、彼らは見つけてしまった。世界を滅びへと誘った元凶である叛逆者にして、理想郷を目指す者、創造神アヴァロンの封印された魂を。

　流れ着いたその魂の欠片を手にし…続きを読む