異世界新正義伝説 アネーサ

数ある平行世界のその星は、戦争に明け暮れ、
死にまみえた最悪の、まさに地獄であった。

創造者は諦め、星は命の灯りを燻ぶらせる。
星は、弱者は、その尊い命は無情に哭く。

だが、死してなお諦めない意思があった。
それは奇跡を信じ、希望に縋って、
次元の果て、到達できるはずもない壁を乗り越えた。

辿り着いたその糸は、運命に導かれ、
そして、正義がその手を取る。

その名はアネーサ。
彼女は正義を掲げ、地獄へ歩む。
弱き善を救うために、
強き悪を滅するために、
泣いている誰かのために。