☆―森人と隣人の救世主―



 あれから猫ちゃんたちをボコして妖精さんたちを解放した。

 彼女さんと星さんを救うと約束したミカさんの手前、巨悪に立ち向かったんだけど、私の世界にはなかったシチュエーションに酔いしれてしまいましてね。

 もうテンションMAXで手強そうな敵と戦える高揚感を胸に挑んだんだけど…。

 その、ね。まぁ猫ちゃんたちは弱かったんだ。

 武器を使うならば!と思い、武器諸共強めに殴ったはいいけど、思いのほかどちらも耐久力はなかったようで、ほとんどが一発終了だったのだ。

 元の世界でもそうだったけど、どうして敵は強くないんだ…。

 ああ、私もテレビのように強敵と戦ってみたいよ…


「あ、あの…あなたは誰ですか?」

 ちょっとセンチメンタルな気持ちになっていると、妖精さんの一人が話しかけてきた。

「ああ、私の名は姉茶御茶丸。君たちを助けに来た」

 自己紹介をした後に、ふと気になった。この世界、彼女さんの配慮なのか、何故か日本語を喋ってくれてはいるが、この妖精さんといい、あの猫ちゃんたちといい、ファンタジー気質満載だ。しかも猫ちゃんの武器、妖精さんの容姿を見るに、彼女さんの趣味は欧米よりで、もしかしたら日本式の自己紹介は間違ったかもしれない。

「アネーサ・オー・チャマール?…え!?助けに来てくれたの!?」

 何とか伝わってはくれた。が、やはりアクセントがいるみたいだね。理解しました。

「そうだよ」

 肯定した途端、静かにしていた妖精さんたちが私を取り囲んだ。

「「「「アネーサ、まだの仲間が捕まっているんだ!助けてよ!!」」」」

 と、たくさんのお声を頂いた私。もちろんその声には応えますよ。

「無論だ。とりあえず、君たちは隠れていなさい」

 妖精さんたちは私の言に従ってくれて、森の木々に隠れていった。


 その後、続々と妖精さんを詰めた籠片手に猫ちゃんたちが戻ってきて、それをシバくという作業を淡々と続けていると、二十体目付近で、妖精さんの一人が慌てて私の耳元へやってきた。

「大変だよアネーサ!あそこに追われている森人がいるんだ!それにあの毛の人、僕たちの仲間を攫っている!!」

 妖精さんの指さす方向に、小さな子どもが猫ちゃんに襲われているのが見えた。しかもかなりピンチそう。

「ああ、任せろ」

 今から走っても間に合いそうもないし、緊急事態なので、ちょっと痛い目を見てもらおう。反省しなさいということで、足元にある木の実を拾って、猫ちゃん目掛けて思いっきりぶん投げた。

 すると遠くでピャーと悲鳴が聞こえ、森人?の子どもが、捕まっている妖精さんたちと危機から脱出している様子が見える。何とかヒットしてくれたので良かった。

と思いきや、一難去ってまた一難。その子は別もんの猫ちゃんに見つかってまた追い掛け回されている。

 もう一回ぶち当ててやろうかと思ったけど、その子は妖精さんを解き放ってこちらに走ってきた。来てくれるなら都合も良いし、ヒーローみたいにカッコつけておこうと思い、シャキッと立って待っておくことにした。


 二分後くらい。その子は広場へやってくるや、縛り付けた猫ちゃんたちを見てポカーンとしている。そりゃそうだよね。…って、ちょっと待って。あの子メチャクチャ可愛くない?え?何?お人形みたいですごくキュートなんですけど。というかアレ、エルフじゃない?

 妖精、猫人間、エルフ…。彼女さん、何を見て進化させたの?絶対なんか元ネタあるでしょ。これ。


「アネーサ!あの森人は友達なの!おねがい!助けてあげて!」

「さっき僕たちの仲間を助けてくれた人だよ!だからおねがい!アネーサ!」

 彼女さんファンタジーオタク説について考察していると、後方より追いかけてきた猫ちゃんを発見した妖精さんたちは顔付近をぐるぐる舞いながら救援を求めてきた。いかんね、すぐ自分の世界に入ってしまう。

「…ああ、わかった」


 可愛い顔でポケーとしているエルフちゃんを背後にして待っていると、同じく駆けつけてきたストーキング猫ちゃんも同様にびっくりしている様子だったので、ここは一発かますことにした。だって、カッコつけたいじゃん?

「…かかってこい、私が相手だ」

 と威嚇すると、ちょっとこわばった感じの猫ちゃんはビビッてくれたみたいでたじろいでいる。が、何か決意したようで、

「死ねぇぇえええ!!!!!!!」

 なんて言いながら普通にボロい剣をフルスイングしてきやがった。

 殺意MAXですね…。ただ、そんな攻撃私には通用しないのよ。

「…甘いな」

 つい、心の声が漏れ出てしまったがそこはご愛嬌。可愛い子ちゃんが怖がったらいけないし、さっさとお仕置きしちゃいましょう。

 ということで“秘技・御茶丸武器破壊キック”を繰り出して剣を破壊。

「そんな馬鹿な!!鉄の剣だぞ!?!?」

 折れた剣を片手に、驚いてうろたえている猫ちゃんがちょっと可愛かったので、豆鉄砲で許してやろう。

「終わりだ、手加減はしてやる」

 さっきの木の実を拾って親指に力を込める。

「ば、ばけものめぇ!っぐげぇ!?!」

 正義たる私を化け物呼ばわりしやがったので、前言撤回。ちょい強めに発射してぶっ倒した。


 んで、そこら中にいるお仲間と同じように縛り上げて転がして、未だぼぅっとしているエルフちゃんに声をかける。口開けちゃって可愛いなぁ…、持って帰りたい…!

「とりあえずの危機は去った。安心しなさい」

「………」

 何も言ってくれないエルフちゃん。私の下心がバレたか!?なんて心配していると、妖精さんがブワーっと集まってきた。

「「「「アネーサすごい!」「かっこいい!」「わるものやっつけた!」「すごいすごい!」」」

 喝采の嵐。ああ、待って。ヒーローはそんなものが欲しいわけじゃないんだ。

 …だけど、称賛されるのって…すっげぇ気持ちいい!!カッコいいだって!?そうだろう!!私カッコいいもん!!すごいだって!?そうそう!私すごいもん!!!

 …と、ここで浮かれてキャラを崩すのはカッコ悪いので、冷静に一人ずつ返答していると、急にエルフちゃんが跪いてきた。


「た、助けていただいてありがとうございます!!私は森人族リューカと申します!!」

 エルフちゃんの名前、リューカちゃんっていうんだって。可愛いね。

「アネーサ様は強者とお見受けしました!助けていただいたのにお願いをするのは恐縮なのですが、今この森では獣人族による妖精誘拐がなされています!私たちは戦うことに疎く、無傷で獣人族から妖精たちを救出することはできません……そこで、アネーサ様に彼らを追い払っていただいたいのです!!お願いします!!!」


 シーンってなったあと、オーディエンス妖精の大爆笑がリューカちゃんを包んだ。

「なに言ってるのリューカ!もうアネーサが全部解決してくれたよ!」

「そうだよ!リューカが見つけた籠が最後だったんだ!」

「リューカが危なかったからアネーサがなんとかしてくれた!」

「アネーサが毛の奴にククールの実を投げたんだ!」

「そのときにリューカがみんなを助けたんでしょ?なら大丈夫だよ!」

 え?そうだったん?てっきりまだまだおるんかと思っていたけど、あれで最後だったみたい。というか、あの木の実ククールっていうんだね。

「え!?もう大丈夫なの…?それに、あの木の実は、アネーサ様が…?」

 と、驚愕の事実にたまげるリューカちゃん(と私)は自分の世界に入りこんだあと、上目づかいで見てくる。それも可愛いね。


「で、ではアネーサ様。彼らを森の外へ追い出したあとに、村へ来てはいただけませんでしょうか?助けていただいたお礼もしたいので…ぜひお願いします!」

 お家にお呼ばれされた。えっ…?マジ?ヤバい、嬉しすぎて興奮してきた。鼻血出そう。

「わかった」

 キャラが壊れないよう冷静に努め、ニヤけそうなる顔を指で押さえつけて、リューカちゃんの招待を受ける。

「ふぅ…断られなくて良かったです!すぐに仲間が駆けつけてくると思いますので、もうしばらくお待ちください!」

 その笑顔が可愛いこと可愛いこと。ちっこいリューカちゃんは、一礼の後、妖精さんを引き連れて転がっている悪党猫ちゃんズを纏めはじめた。他の妖精さんたちは、私が破壊した馬車やら武器の破片を掃除している。あ、これは手伝わないと。

 合法的に触れられるチャンスだと思い、リューカちゃんの肩を叩いた。

「手伝おう。君たちでは辛いだろう?」

「あ、ありがとうございます!アネーサ様!」

 ニコっと笑うリューカちゃんは非常に可愛い。それと、掃除に参戦した私にまたもや喝采を飛ばす妖精さんたちも愛くるしい。そのせいか、つい調子に乗ってしまって、ポイポイと纏めていたらあっという間にお掃除が終わってしまった。


 片付けを済まし、腰かけて妖精さんたちと戯れるリューカちゃんを微笑ましく眺めていると、武装したエルフさん一同が現れて、山積みの産廃と山積みの悪漢に驚いているご様子。

「リューカ、これは一体何があったんだ?それに、そこの方は…?」

 そのなかの一人、軽装の鎧を着こなした美人エルフさんがリューカちゃんに近づいてきた。スタイルいいなぁ…。筋肉ダルマの私とは大違い。

「ゼルン!アネーサ様が獣人を退治して妖精と私を救ってくれたの!」

「「「「そうだ!アネーサがたすけてくれた!」「毛の奴らをみんなたおした!」「アネーサがいなきゃ僕たち死んでた!」」」」

 甲冑美人のゼルンさんにワーキャーと群がる可愛い子たち。フフフ、可愛いねぇ…!

 などと思いながら涎が垂れるのをこらえていると、ゼルンさんが怪しげな目で私を見ていることに気がついた。まずい!今度こそ私の下心がバレたか!?


「…なんだ?」

 スン、と冷静に対処してみる。私は小児性愛者ではないし、異常性癖は持っていないとアピールする。ちょっと不愛想なのがミソ。

「っ!失礼しました。私は森人族有事防衛隊隊長 ゼルンと申します。この度は、我々の仲間を助けていただき、誠に感謝します」

 …何とか誤魔化せたらしく、自己紹介のうえに、握手を求められた。

「アネーサ殿、彼らの拘束と無力化についても、重ねて感謝します。彼らを森から追い出す前に、一度村に連れ帰り、取り調べを行いたいと思うのですが、もしよろしければ村へ来ていただき、取り調べにご同席をお願いできませんか?あなたがいれば彼らも口を割るかもしれません」

 重ねて御礼と、事情聴取の同席をお願いされる。まぁ、それ自体はかまわないし、何より私、リューカちゃんにご招待されていますしねぇ!

「もとよりリューカから招待を受けている。同席もかまわない」

 ということで、握手を交わして同意すると、ゼルンさんは笑顔で喜んでくれた。うん、エルフって生き物は特別だね。リューカちゃんは可愛いし、ゼルンさんは美人ときた。

「そうですか。協力感謝します、アネーサ殿。では早速参りましょう」

 脳内で美少女コンテストをしていると、ゼルンさんに呼ばれてコンテストは中止。彼女と私先導のもと、悪党を引き連れる森人防衛隊の皆さん、私にピッタリと引っ付くリューカちゃんと妖精さんと共に、背中と頬に悦を覚えながら村へ目掛けて行進した。



 道中、やたらと落ちているククールの実をこっそり拾ってポケットに詰めながら、暗くなってくる森を歩いていると、うっすらと灯りが見え始め、背にいたリューカちゃんが光に目掛けて走り始めた。ついでに顔や肩、頭周りに張り付いていた妖精さんたちも後を追い、ようやく安全地帯に辿りついたのだとわかる。

「アネーサ殿、護衛のご協力ありがとうございます。私は門の戸締りをして、村長のもとへ向かいます。後に紹介いたしますので、しばらくお待ちください」

 と言ってゼルンさんは隊員の皆さんにテキパキと指示をしながら業務を行っている。偉いなぁ。なんて思いながら、隊員さんたちが見張る猫一同を眺めていると、リューカちゃんと妖精さんがワンワン泣いている声が聞こえた。そりゃ怖いよねぇ…、死にかけるってさ。わかるわかる。

 大人たちに連れていかれるリューカちゃんと妖精さんを見送ったあと、簀巻きの悪猫たちをどう懲らしめてやろうかと考えていると、おじいさんとゼルンさんの視線に気がつき、来てくれ!みたいな目だったので、ゼルンさんのもとへ向かうと、

「彼女はアネーサ殿。我々の隣人を助け、リューカの危機をも救ってくれた恩人だ。」

「なんと…、たった一人で彼らを倒して我らを救ってくださったのか?」

「そうだ。そして取り調べの同席も了承してくれた」

「おお、なんと心強いことか…」

 とおじいさんに紹介してくれ、おじいさんはペコリと頭を下げた。

「ワシは森人族村長 スイギンと申しまする。此度の助力、深く感謝いたします。」

 なんか時代劇みたいな喋り方だね、スイギンおじいさん。あと感謝は不要だよ。

「かまわない。困っている人を助けるのは当然のことだ。それに…」

 リューカちゃんや妖精さんを泣かせた罰がある。

「まだ彼らの所業を戒めていない。問いただして早々に決着をつけよう」

 ちょっぴり腹が立っているので、キツめにお仕置きしてやろうと思います。と、キャラ用に翻訳して伝えた。

「おお、ありがとうございます。アネーサ殿…。ゼルン、警備所へ案内を」

「ええ。さぁこちらへどうぞ、アネーサ殿」

 えらく感謝してくれたおじいさんのお声により、私はテンションが上がったように見えるゼルンさんに連れられて警備所へ向かった。すまし顔の彼女が耳をピクピクさせるのは非常に可愛かった。


 所変わって警備所内取調室。

 警備所と名の付くのに、村の隅に位置するのは大丈夫なのだろうか?と思いながらも、見かけ的にもショボい檻に詰められる猫ちゃんの内から、服装の良い一人を連れ出して、ゼルンさん主導のもと、事情聴取が始まった。

「さて、なぜ妖精誘拐を企んだ?」

 刑事ドラマを見てるみたいでワクワクしてきた。

「素直に喋れよ。でなければ、アネーサ殿が黙っていないぞ」

 可哀そうだけど、悪いことしたのがいけないんだよ?だから反省しようね。というわけで、ジッと見つめてやる。どうだ?怖いだろう?この目つきのせいで、職業体験の幼稚園でわんさか子供を泣かせたんだ!…あ、思い出しただけで鬱になりそう。と嫌な思い出を振り返っていたら、猫ちゃんはあっさりと白状しだした。

「…ボスからの指令さ。ハリッドじゃあ妖精は高く売れるんだよ」

「なるほど。では次に、お前たちはどうやってこの森に入れた?」

「ボスがハリッドの連中に取引を持ち掛けたのさ。禁域の森に妖精がいるっていう噂を聞いて、代わりに捕まえてやるってな」

「何?ならお前たちはハリッド国民と繋がっているのか?」

「いいや。誰があんなクソみたいな国の奴らとつるむかよ。稼いでおさらばする段取りだったのさ。まさか、森人がここにいて邪魔されるとは思ってなかったがな」

「…なら、私たちの事を誰にも話さずにこの森から出ていけ」

「そうはいかねぇよ。ボスも俺たちも、妖精を捕まえなきゃあの国の連中に殺されるんだ。奴らも神の教えに背いて、密入国をさせたうえに国を獣人に跨がせた。妖精が手に入らねぇなら俺たちは証拠隠滅で殺されてお終いさ」

 よくわからん国名に、闇の取引。おまけに悪党は他にもいたという事実。目まいがしてくるよ。ちなみに、ゼルンさんも同じ気持ちなのだろうね。考えこんでいるようです。

 と、しばしの沈黙のなか、ガラ悪猫ちゃんがニヤリとこれまた悪そうに笑うと、

「ところでよぉ…、俺たちはまだ全員捕まってるわけじゃないんだぜ?ボスがまだいるし、俺たちは前衛部隊だ。そして…今、ボスたちが助けに来たぜ?」

 なんて言いだし、ゼルンさんが口を開きかけた途端、ドゴーン!みたいな大きな破壊音が聞こえてきて、村のほうから悲鳴が聞こえてきた。え?ヤバくね?

「っ!?まずい!皆、広場へ行き応戦せよ!各員、戦闘準備!!!」

 ゼルンさんもそう思ったのか、隊員さんたちにテキパキと号令をかけている。んで、

「アネーサ殿、たびたびで申し訳ございませんが、村の戦えぬ者たちと妖精を守ってはいただけませんか?」

 と要請があった。無論、了承。

「わかった。どこへ行けばいい?」

「有事の規定で、全員集会所へ避難しています。ここから出て南にあります。そこへ向かってください」

「…任せろ。敵の制圧、守備防衛が完了次第、応援に向かう」

「感謝します、アネーサ殿。それではご武運を…!!」

 ゼルンさんは決意の目をして、武器を片手に走り去っていった。

 私も続いて!と思ったが、ここで重要なことが発生。南ってどっちだっけ…?

 現在地から集会所への方角がわからなくなり頭の中でてんやわんやしていると、

「いくらアンタでもボスには敵わねえぜ?ボスは最強の法則技法を持ってるんだからよ」

 なーんて猫ちゃんがボスについて大きく語りだした。

 …は?何言ってんの?私が負けるわけないじゃん。だって私正義よ?それに何だよ法則技法って。正義がそんな訳のわからんもんに負けるとでも?悪風情が調子にのってるんじゃねぇよ!!!と怒りを炸裂させるわけにはいかないので、極めて冷静に反論しよう。


「それがどうした?私はいかなる悪にも負けはしない」

 私の正義論に感銘を受けてくれた猫ちゃんは反論せずに黙ってくれた。良かった良かった。しかし、自分で言うのもなんだけど、今のフレーズカッコいいな。

 さて、自惚れるのは後にして、集会所へ向かいましょう!

 …とりあえず、片っ端からいたずら猫をシバいてまわれば辿りつくかな?

 ということで方針も決まったので、全速力で警備所を飛び出した。



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