概要
主人公のロラン(23歳)が貨物輸送中に遭難した先は未知の惑星だった。このトラブルで何故かAIのヒロインに感情が芽生える。
探索の途中で犬耳少女を助け異文化交流が始まるが、この場所は見知った動物や食べ物も存在する不思議なファンタジー世界だった。
ゴブリンや危険な魔物がいる中世風の世界を分析しながら、脱出の手がかりを探す長い旅となる。
没入感を重視した、リアルな異世界ファンタジーが好きな人にぜひおすすめ!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!アレがあるスペースファンタジー!書籍化したら買いたい作品!
ファンタジーものや異世界系と違うスペースファンタジー、うん。
私はやっぱりスペースファンタジーがかなり好きらしい。
無限に広がる宇宙、宇宙船に乗って煌めく星の海をバビューンって!
子供の時に読んだ宇宙英雄物語が懐かしい。
本作は宇宙英雄物語とは一線を越え、アナログの宇宙船から近未来の宇宙船! そう、近未来の宇宙船には今までなかったものがやっと搭載されている。
そう、AIだ。人工知能である。
もちろんSiriではない。
読み始めた直後、なんとなくブラウザバックしたい衝動に何度も駈られたけど今はない!
何故ならば
文章が凄く綺麗で、先が気になるのはいうまでもない…続きを読む - ★★★ Excellent!!!圧倒的な迫力と臨場感、暖かさ🎵ファンタジーの世界で本格的SFを展開!
まず、SFとしての迫力がすごいです。
作者の圧倒的な世界観、細かい設定、そして丁寧かつダイナミックな表現力。
大道具、小道具ともに繊細に表現されていて、臨場感がすごい。
そのトーンで、ファンタジーの世界の描写が繰り広げられます。
これは本当にしっかり考えられている証拠。
ファンタジーだからおおざっぱな表現でお茶を濁すなんてことはなく、ガチSFのノリで細かく表現されています。圧倒的な迫力です。
そして、たまーに、懐かしいネタなども混ざったりして🎵
そして、人間味があるんです。
暖かいストーリー🎵
しっかりと世界に入り込みたい人は、絶対にこの小説を読むべきです🎵 - ★★★ Excellent!!!Enter the Void何処へ行くのさ?星の海へ!
非常に緻密で作者様の拘りを隅々に感じるSF設定。「SF」と聞いて「小難しいのでは」「苦手」と二の足を踏む読者さんもおられるかも。しかしそれは物語好きとしては大きな損失です。本作のタグにはファンタジーとも書かれています。SFとファンタジー。これ違うようで(違うけど)その世界を楽しみ住人となって冒険するために。現実とは違う設定や用語があるということです。未だ人が見た事のない世界に空想の翼を広げる。そのためのSF用語であったりファンタジー設定なのです。それが作者の一人よがりだと。耐え難いお経の羅列になってしまいます。わくわく出来るか否か。それは作者のワードセンス次第で…本作とこちらの作家さん。ばっ…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!設定も凝っていて挿絵もかっこいい!!
最初は『難しそうだけれど、ついていけるかな?』と不安でしたが、注釈や丁寧な説明がその都度挿し込まれているおかげでストレスフリーで読み進められます。
いまのところ毎話の最後にある挿絵を拝見するのもとても楽しみで! こちらもまた人物も無機物も魅力的で……とにかく素敵なんです!!
視覚イメージをその都度共有してくださることで想像もいっそう広がりますし、ぽんにゃっぷさんご自身がこの作品をとても楽しんで作っていらっしゃることが窺えます。
エリクシルさんの台詞、媚びているわけではけれどロランさんを気遣う確かなあたたかみがあって、音声にも喜怒哀楽が表れていそうだなぁなんて想像しながら読み進めています!
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