言語も文化も異なる世界へ飛ばされた主人公が、元の世界へ戻るべく奔走する冒険記です。
これだけだと単純な召喚または転移モノのように見えてしまいますが、本作は舞台が宇宙(SF)から異世界(ファンタジー)へと切り替わります。
宇宙を航行している最中に襲われ、爆発に巻き込まれたことがきっかけで未知の惑星へと不時着した主人公ロラン。
それまで培ってきた常識だけでは説明のつかない数々の事象に直面し、困惑しつつも、AIホログラムであるエリクシルと共に元の世界へ戻る手段を探しに行きます。
魔法や魔石、言語を解する人外種族、多様な原生生物、謎と危険に満ちたダンジョンといったファンタジー要素満載の世界に、銃や強化スーツ、バイクなどのSF装備で立ち向かうロランたちの行く末は……?
異なるジャンルの要素が混ざり合っている珍しい作風ですが、設定や世界観が細部まで緻密に練り込まれているため、没入感が高いです。
武器一つ採っても、かなり入念に下調べをしながら書かれていることが分かります。
異世界探索から戦闘、人間(?)ドラマ、そしてAIヒロインとの関係の変化……まだまだ目が離せません!
SF×異世界!どう攻略していくのか楽しみしかない!
SFと異世界。最初はどうやって融合していくのか、全く見当もつかなかった。異色のようにも思えた二つだが、そんな事は一切なかった。
最初はSF的展開から始まるこの作品、主人公――ロランがとある惑星に不時着してしまう。船は無事とは言い難く、即刻脱出は困難。
そこで、不時着した惑星で、必要物資を集める事としたのだが――
まず、頼りになるAIの紹介だろうか。
名前はエリクシル。惑星に不時着するまでは、機械的な話し方だったというのに、不時着後は感情があるかのように話始める。もうこれが可愛らしいのなんのって。しかし、可愛いだけではなく主人公にとって頼りになる相棒でもあるわけだが、ホログラムとして登場する彼女は感情表現を表情だけでなく、エフェクトでも表現してくれる。
もう是非ともそんな相棒欲しくなってしまう事間違いないでしょう。
そんな、ロランとエリクシルはいざ、未知なる惑星に挑んでいくのだ。
主人公たちの視点から感じるのは、異世界をSF科学的な角度から切り開いていこうとする。という事だろうか。魔石とは、魔法とは、魔素とは、ステータスとは。
異世界の概念を崩す事なく、それらの繋がりを少しづつ解明していく。勿論それだけではなく、モンスターに挑み、経験値や、レベルなども、様々な視点で理解しようとする主人公……というよりは、エリクシルだろうか。
現在、私はまだ五章まで読み進めたが、これからもっと深みの未知なる世界に挑み、解明しようとする話が続くのだろうと予測している。
私もこの世界の魔石やステータスなどの繋がりの考察はしているのだが、ここで出すのは野暮なので控えておこう。
主人公が異世界に挑む姿、サポートのエリクシル。
まだまだ気になる事ばかり。
是非是非皆様も、新たなSF的視点からの異世界を堪能していただきたい。
オススメです。
たったひとり、宇宙船の船長として活動する主人公
危険な宇宙現象に巻き込まれて、まさかの死!?
目覚めたとき、そこは未知なる惑星だった!
不思議だけどうれしいことを言葉にする、お姉さんホログラムAI
はじめて遭遇する、怪しさ大爆発の先住民???
多彩なガンアクション
科学で攻略するバトル
この世界で息づく人たちとの異文化交流!
剣と魔法の世界に惹きつけられる主人公!
家族にふれる日常 師匠に出会う喜び
危険なダンジョン 圧倒する近代兵器
物語が進むほどに感じられる主人公の成長!
冒険者ギルドやクエスト、広がる世界観!
本格的でスペースファンタジーな科学技術を盛りだくさんに!
リアルでファンタジーな異世界を仲間たちと乗り越えていく!
危険で楽しく、心あたたまるSF異世界に、あなたもヴォイドアウトしませんか!!!
ファンタジーものや異世界系と違うスペースファンタジー、うん。
私はやっぱりスペースファンタジーがかなり好きらしい。
無限に広がる宇宙、宇宙船に乗って煌めく星の海をバビューンって!
子供の時に読んだ宇宙英雄物語が懐かしい。
本作は宇宙英雄物語とは一線を越え、アナログの宇宙船から近未来の宇宙船! そう、近未来の宇宙船には今までなかったものがやっと搭載されている。
そう、AIだ。人工知能である。
もちろんSiriではない。
読み始めた直後、なんとなくブラウザバックしたい衝動に何度も駈られたけど今はない!
何故ならば
文章が凄く綺麗で、先が気になるのはいうまでもない。
そして、このお話しにはどうやら我々が期待している展開がありそうだ!
宇宙船とAIのアレ! アレがありそうな予感! アレのために皆さん一緒に読みませんか! 最高のアレがあるスペースファンタジー!
まず、SFとしての迫力がすごいです。
作者の圧倒的な世界観、細かい設定、そして丁寧かつダイナミックな表現力。
大道具、小道具ともに繊細に表現されていて、臨場感がすごい。
そのトーンで、ファンタジーの世界の描写が繰り広げられます。
これは本当にしっかり考えられている証拠。
ファンタジーだからおおざっぱな表現でお茶を濁すなんてことはなく、ガチSFのノリで細かく表現されています。圧倒的な迫力です。
そして、たまーに、懐かしいネタなども混ざったりして🎵
そして、人間味があるんです。
暖かいストーリー🎵
しっかりと世界に入り込みたい人は、絶対にこの小説を読むべきです🎵