深くゆっくりと歪に。あるべきホラーの姿。

キャンプ場を舞台にゆっくりと物語は進む。途中目を背けたくなる主人公の回想が明けると"ソレ"は始まった。
少しずつ明らかになるにつれ薄気味悪さばかりが増していく。
当然主人公は困惑し冷静ではいられなくなる。
それを読者は俯瞰してみている。噛み合わない、違和感、そんなものを覚えながら、徐々に、ゆっくりと底に沈んでいくような恐怖が丁寧に描写される。

続きが気になって眠れない。

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