誰かのせいで死ねないのなら、一人で生きられないのだろう

「王様はこれのせいで死ねないってことはありますか?」
「君の作るカニチャーハン」
「王様はこれがあるから生きていけるってことはありますか?」
「君の作るカニチャーハン」
「同じじゃねーか」
「健全で素晴らしいだろう? それに比べて「彼女」の未練は……」
「なんで、上手く立ち直れなかったのでしょう?」
「さあ? でもすずきくんは「彼」に寄り添って読んでいただろう?最後の行動は賛同できるか?」
「……どうでしょう」

※彼女にとって彼が未練“でしかない”事実に虚しさを感じました。(じゃあ彼の対応次第で向上したかもしれないのでは?)彼の最後の行動は救済にも受け取れますが、赤の他人の目線だと一方的な断絶を感じました。