「恋の以心伝心ゲーム」
じわじわと真相が明るみになってからの「だってお前は──!」の展開はスリル満点でドキドキしました。
じゃあ、うまくいっていた方がおかしいってワケで……。
わかった上で読み返すと「これってそういう意味だったのか」と発見があって面白かったです。
「恐怖の鬼ごっこ」
ゲームが始まってから感じていた違和感。そうだとしても、いつから……ってあああ! そんな事実があったなんて!
切ない三角関係だと思っていたのに、一気におそろしくなりました。
「呪いの人形」
一話と二話とは違った読後感です。この話が一番好きですね。
できれば、一話と二話を読んで物語の雰囲気を掴んでから読んでほしいです。
「招かれざる人」
アリアさんについて調べようとする少女の話。
ネタバレしたくないので多くは語りません。
物語を読みながらこの少女の結末を想像するのも楽しみの一つではないかと思います。
黒い招待状に招かれた子供たちは夜の学校でアリアさんのお遊びにつきあうことに。
いろんなパターンの「実は……」があって、どれも楽しかったです。