第19話『以後の経過』
空白の七年を終えた後、私は新たな仕事をする。
それがコールセンターだ。
受電と呼ばれる電話を受ける業務で、ここが通算一年半続いている。
そこでは昇格もして、リーダーやスーパーバイザーにも選ばれた。
対人スキルは磨かれたのだと思う。
電話を取る事はもちろん掛ける時の事、ビジネス敬語やお客様対応、クレーム対応といった事も習得したつもりだ。
そして現在、私は無職だ。
職には就いていないこの期間で、次のステップのための準備をしているのが正しい。
それが、プログラミングや教習所だ。
免許は持っていたのだが更新に行かず、今は無免許だ。しかし、この先で生活や仕事で使うかもしれないと思って通っている。
プログラミングは再度学び直しているといった所で、自作の簡単なプログラムをいくつか作ってもみた。
ただ、私としてはプログラムを作るよりソースコードを解析している方が楽しい。自分で作ったプログラムにダメ出しとか、ここを改良したいといった具合で学んでいる。
その合間の息抜きとして、この物語を書いている。
私にとって言葉を扱うのはやっぱり好きなのだなと思う。
さて、次章からはもう少し私の価値観や周りの人達の事を話そうと思っている。ちょっと今までより長くなるかもしれないが、それは私の今まで出会ってきた人の数と別れた人の数なのだという事でもある。
私は、言葉を扱うのが好きだ。好奇心も旺盛だ。
そして何より――いじめがあっても尚、まだ人を好きだと思っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます