戸上梨央との物語

　主人公三橋純は毎日を退屈に過ごしていた。ある日同じ学校の女生徒に告白されるが理由はわからないが満たされることはなく心は動かない。そんな彼はその女生徒を振ってしまう。その日純はこの自分でもよくわからない感情について悩んで帰った。その途中純の目の前に小学生の頃の初恋の相手が現れた。一目見ただけで謎の確信を得た彼はつい彼女の腕を強く引っ張ってしまう。彼女はもちろん驚いており、純のことを拒絶する。純はそれでもまた彼女を探した。そこで見たのはやはり純の知っている戸上梨央の姿だった。その夜、純は彼女との記憶を思い出す。彼女は小学生の頃純の学校にやってきた転校生だった。雰囲気のある彼女は小学生ながらいろいろな人に人気のある子だった。純は帰り道に仲良くなり彼女から頼みごとをされる。それは一緒に人の命を救っ…続きを読む