第4話
それから僕たちはしばらくの間顔を合わせることはなかった。
僕は少し真奈とのことは気にすることをやめて梨央ちゃんの絵について考える。
やっぱり現場と写真を照らし合わせてみることにする。
僕はさっそく校門から堂々と侵入する。
昇降口につくと依然来た時とは違う方向から調べた。
あれ以降真奈といることが多くて僕自身現場に来たのはこれでまだ二回目だ。
だから僕は驚くこととなる。
それは真奈からいただいた写真の中には存在しない部屋があった。
そしていざその部屋に足を踏み入れてみると気になる点があった。
まず一つは部屋がほかの部屋に比べてかなりきれいだということだ。
二つ目が一部不自然な傷や汚れがあったということ。
僕はこの二点をさっそく写真に収めほかにもなにかないかと手当たり次第写真に収める。
夜も深くなって来ていたので僕はその日はこれでおしまいにして自宅へと戻った。
僕は改めて今日保存した写真を見直す。
やっぱりここの部屋が真奈となにか関係があることは明白であった。
たぶん彼女はこの部屋で何かを集めていた。
それを見られたくなくてどこかへ隠した。
その痕跡から推測されないようにこの部屋だけ清掃したのだろう。
ただそんなことはわかるが肝心の何を隠したのかがわからない。
直接彼女に問いただしたところで聞きたい返答が返ってくることはないだろうし僕は仕方なしにベッドに横たわる。
僕達はけして長い時間ではなかったけれどそれでもそれなりの密度の時間を過ごした。
だから何かの勘違いであって欲しいと思う。
しかし彼女はこの件についてとても大事なことを隠している。
ただそれはもしかすると彼女の本心でそれは誰にも見られたくない裸の心なのかもしれない。
僕はそれを覗かなければいけない。
梨央ちゃんのためにそれが必要だと思った。
だけどそれと同時に真奈にとってはそれが迷惑なことだ。
僕はその心の葛藤をどうすることもできないままその日を終えた。
僕は学校の帰りにあるところに立ち寄った。
そこは大きいのに寂しい家。
僕はそこでいつも通りチャイムを鳴らす。
やっぱり出ない。
正直何回経験しても辛い。
僕は真奈に会いに行った。
もちろん会いに行ったところで彼女たちどちらかに都合よく会えるとは思っていなかったがこちらも予想通り会うことはできなかった。
どうやら今日は二人とも登校すらしていないみたいだった。
前から思ってたことだけど僕の周りの女性はかなりみんな自由というかやりたいことをやる人が多いと思った。
僕がそういう人が好きなのかもしれない。
いや憧れなのか。
とにもかくにも僕はどうすることもできないと考え最終手段として連絡を取ることにした。
梨央ちゃんの電話番号は知らなかったので真奈にだけだが。
発信音が止まった瞬間少し心臓が止まった。
「もしもし」
僕の声に対して彼女は静かに返答する。
「もしもし」
いつも知ってる彼女ではない、それを強く感じた。
「久しぶり、最近声聞いてなかったから」
声をしっかりと聞き取ろうとしてくれているのがわかる。
「うん」
彼女は凄く絞り出そうとする声で反応を示す。
「会えない?」
僕はとっさにそう聞いた。
「・・・無理」
そんな気はしていたがそれでも僕は彼女に聞きたいことがあった。
「会いたい」
「・・・」
迷惑そうにしている彼女の気持ちが何となく伝わる。
しかし僕はそれでも彼女の心に詰め寄る。
「いや?」
「・・・いや、じゃない」
真奈は少し戸惑っているようだったから僕はさらに押した。
「あの学校の正門で今日の十八時に来て」
「・・・うん」
なんとか約束を取り付けた。
僕は今より約二時間後に約束を取り付けることに成功したのでとりあえず時間をつぶすために喫茶店に入った。
席に案内されて注文をする。
「ココア二つ、一つはミルクなしでお願いします」
僕の注文ではない。
僕は固まってしまっていた。
「梨央ちゃん」
彼女は僕のことをその綺麗な瞳でじっと見つめた。僕はその瞳に押されてただ黙って見つめ返すしかできずそんな僕を見かねたからか梨央ちゃんのほうから声をかけてきた。
「久しぶりね」
「うん、久しぶり」
あんなに会いたかったのに急に目の前に現れると思考が停止してしまう。
僕は必至に聞きたかったことを思い出す。
思い出した頃には先に梨央ちゃんは僕に声をかけた。
「いつもの子はどうしたの?」
「真奈はこれから会う予定だよ。十八時くらいかな」
「そう」
「うん」
しばしの沈黙。
「純、あなたにお願いがあるの」
「何?するよ?」
僕はノータイムで答える。
それに少し驚いたような顔をしていたがすぐに自分の中で納得したような表情に変わる。
懐かしいこの感覚だ。
小さいころから変わらないそのすぐに理解する彼女の表情。
僕はいつも君のその不思議で魅力的な空気にずっと魅了されてきたんだ。
「真奈さんと仲良くなってほしいわ」
それは僕の思っていたこととは少し違った。
「うん、僕もそのつもりで今日会うんだ」
僕の発言にまた彼女は少しの反応とその後の妙な落ち着いた感じをだす。
「そう、それならお願い。それともう一ついい?」
「うん、いいよ」
また僕はすぐに答えた。
彼女はさすがに何の反応をしない。
「そしたらしばらく彼女をあの学校には近づけないでほしい」
「う、うん」
僕はそれが彼女の見つけた対策ということはすぐに理解した。
それならば交換条件というわけではないが聞くことにした。
「梨央ちゃんはここにあったもの知ってる?」
僕はスマホに入っているあの部屋の写真を見せた。
「しってるわ」
「やっぱり、教えてくれる?」
「・・・ええ」
彼女は僕の目の前で自分のメモ帳に何かを書いてそれを破って渡してくる。
「後で送るわ」
彼女はそういうとココアが運ばれてくる。
僕は先にココアを口元へもっていき少しすする。
そのあと紙を受け取り礼を言った。
「ありがとう、帰ったらメール送るよ」
最近はやりのツールじゃないところが梨央ちゃんらしいなと思い少し笑みがこぼれる。
僕たちの間にいくつかのクッキーが入ったお皿が運ばれてくる。
店員は僕たちの目の前にそのお皿を置くと会釈をした。
「サービスだそうです」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
彼女につられて礼を言った。
僕たちはそれ以降口を開くことはなく静かに座って各々がしたいことをしていた。
僕は音楽を聴き彼女は小説を読む。
クッキーは甘かった。
この時間は意外に楽しくて気が付いたら一時間近くたっていた。
「そろそろね」
梨央ちゃんは僕のことを見つめた。
「うん、行ってくるよ」
僕はその瞳から逃げるように廃校へと向かった。
周りは暗くこの学校はさらに暗い。
真奈はまだついていないようだった。
僕はとりあえず校門の前で星でも見ながら待った。
校門の前に立ち始めて一時間くらいたつと僕の目の前に真奈が姿を現した。
「お待たせ」
彼女は僕から目を少しそらして僕に言った。
僕はてっきり来ないものかと思ったのでびっくりしてつい本音が漏れてしまう。
「来たんだ」
「来ちゃいけなかった?」
「いや、来てくれてうれしいけど正直あの様子だと来ないと思った」
「じゃあなんで待ってたんだよ」
「来てほしかったから」
僕の本音に少し戸惑う真奈。
「あ、そう」
僕たちはしばしの沈黙の後にとりあえず例の部屋に行くことに決めた。
もうこういった侵入の類は変な慣れを感じるくらい自然に行ってしまう自分に驚くが真奈や梨央ちゃんはたぶんこの程度のことは気にしない主義なのだろう。
僕たちはとてもスムーズにあの部屋にたどり着いてしまう。
真奈は部屋に入ってからずっと固くなってしまっていた。
僕もそんな真奈を見てなかなか言い出せずにいる。
「実は今日ここに呼んだのはここの部屋の話を聞きたかったからなんだ」
「うん」
僕たちは少しずれたテンションでお互いを認識しあう。
「だけど考えが変わったよ」
「え?」
「最初はそのつもりでここに呼んだんだけど今はどちらかというともっと真奈のことが知りたい」
「どうしてそうなったの?」
「さあ、でも今日本当はきてくれないと思ってたからそれでも来てくれてうれしくなったからなのかな」
僕の返答にやっぱり彼女はわからないといった表情。
「だからさちょっとここで待ってて」
僕は彼女をこの薄暗い廃校の中に一人で待たせ駆け足で近くのコンビニまで向かった。
彼女の好みなどわからなかったからとりあえずたくさん温かい飲み物を用意する。
僕はまた走った。
あの部屋につくとさすがにかなり疲れたと感じ大きく息を吸って吐いてと繰り返し真奈が僕を心配した。
「ちょっと大丈夫?」
「うん。さ、好きなもの選んで」
「本当に大丈夫?」
僕の疲れ具合に心底心配しているのが伝わる。
「普段運動なんかほとんどしていないからさすがに堪えたよ」
真奈は僕の言葉に少しは納得してくれたのか袋の中からホットレモネードを取り出す。
それをあけて僕の目の前に座る。
「はい、クエン酸とりな」
僕はそれをいただき一口。
彼女は僕からそれを取り上げると次は彼女が一口。
「意外とおいしい」
僕は彼女がこの手の飲み物を飲んだことがなかったことに驚いた。
彼女はクセになったのか何回も口へ運び直す。
僕は彼女を見て質問を一つした。
「ねぇ、真奈の好きな事って何?」
僕は考えてみれば彼女に付き合わされて色々としたけれど彼女に彼女のことを聞いたことは今までなかったと思う。
彼女は少し口を開けたがすぐに閉ざして僕をじっとみてから静かに口を開ける。
「学校かな」
それは意外な答えだった。
僕は彼女はてっきり学校は嫌いなところだと思っていた。
なぜなら彼女はあまり真剣に授業を受けてはいないし、自分の学校を経営している家族が嫌いだと思っていた。
「なんか意外だね」
「そう?」
僕の発言に対して彼女はキョトンとした。
「うん、あまり学校にはいないから」
「私的には理由があるんだけどなぁ」
「それじゃ不自然なことじゃないってこと?」
「そそ、私的には理由があるの」
「何?」
「当ててみて?」
彼女の悪戯をした子供のような笑みが僕を捉える。
僕はじっと考えてはみたがこれと言って納得のいく理由が見つからない。
「あてつけ?」
「な訳ないじゃん」
「そうだよね」
莉央ちゃんならすぐに何か考えつくのかもしれないが今の僕には全くと言っていいほど思いつかない。
「だめ、降参だよ」
「降参しても教えない! そうだなぁ、もしわかったら純が知りたいことなんでも一つ教えてあげる」
「んー、他にも質問していって最後に答えるでも?」
「いいよー」
彼女は僕に当てて欲しいのかもしれないと自分の中で思い上がりなことを考えてしまう。
「それじゃ質問。1番楽しかった思い出は?」
彼女は僕の質問を聞くと腕を組んで必死に思い出そうとした。
「学校?」
「なんか寂しい思い出だなぁ」
「いや、私にとっては1番の思い出だよ」
「じゃあ好きな場所」
また真奈はじっくりと考えて答えた。
「学校」
「また学校? 本当に好きだったんだね」
「いいでしょ、たくさん思い出詰まってるんだから、変?」
「いや、素敵だと思うよ」
彼女は僕が思っていたよりも学校が好きなことに驚いたけれどそれ以上になぜ学校なのかが気になった。
「理由は聞いてもいい?」
「えー、言ったらすぐに答え出ちゃうでしょ」
「そうだよね」
流石に教えてはくれないかとがっかりはするが最初から当てにしていたわけではなかった。
彼女は僕の顔を楽しそうに見ている。
僕もなんだかそれが嬉しくなって少し笑ってしまう。
「何笑ってんの」
「いや、なんとなく」
「何それ」
僕たちはなんか不思議な気持ちになった。
何かあるわけではないけれど気持ちのいい沈黙がそこにはあった。
特別僕たちは何かするわけでもなく会話もなくただそこにいた。
莉央ちゃんともこんな感じのことがあったと思い出し、僕は少しふと莉央ちゃんは今頃何してるだろうかと考えた。
でも莉央ちゃんはきっと今頃好きな本を読みながらこのことに関して考えているんだろう。
なぜか少し悲しくなって僕は目を閉じた。
目を覚ますと肩に重みを感じた。
重さを感じた方の方に視線を落とすとそこには真奈が体重を僕に預けていた。
ものすごい重さが僕にのしかかる。
正直結構重くて辛かったしこの体制だと真奈が体を痛めてしまうかもしれないと思って僕は静かに彼女の頭を僕の膝の上にまだ落として枕のようにした。
先ほどよりは多少マシなはずだ。
僕は彼女の寝顔をみて、その頬にかかった髪を軽く弾いた。
すると彼女は急に声を上げてこちらに顔を向けた。
「んー、ん!?」
真奈は声を上げるわけでもなく目を丸くして固まる。
「おはよ」
僕は何を言ったらいいかわからなかったので無難そうな言葉だけ発した。
「…おはよう」
彼女もそれに対してそうとだけ答えた。
固まった彼女の表情が次第にほぐれていく。
「はぁ、眠いからもう少し寝る」
彼女はそう言うと僕に顔が見えない方向に寝返りを打って静かになった。
僕は少し安心した。
「うん」
顔を合わせたくなかったからちょうどよかった。
何を言ったらいいかよくわからなかったのだ。
「それじゃあここで」
僕達は駅の前で別れようとしていた。
「うん」
僕の言葉に彼女は応える。
彼女は駅の改札口に向かう。
「待って」
僕は引き留めた。
彼女は向き直った。
僕は彼女に対して口を開く。
「分かったよ、なぜ好きなものが学校なのか」
「そう?」
彼女は少し嬉しそうだった。
僕は告げた。
「君はもしかして誰かに自分を見て欲しかったんじゃないかな」
「そうだよ」
彼女は嬉しそうだ。
だから僕は続ける。
「学校は問題行動をすれば注意してくれる、いいことをすれば褒めてくれる。友達との交流だってしやすい。待っててもイベントがやってくる」
「うん」
「僕は君の寝顔を見ていてやっと君のことが分かったと思った」
「何それ、テレパシー?」
「ふ、それに近いのかも。でもなんとなく分かったよ。考える時間はたくさんあったからね」
「うん、でも私ね。今はもっと幸せな気分なんだよ」
「それはもしかして僕が気づいたから?」
「ふふ、ナルシストだね」
「そうなのかも」
「そ! そうだよー!」
彼女は突然大声で僕に向かって叫び出した。
「私一目惚れだったから見た目好みの人が素敵に人でよかったって心から思ってるよー!ありがとー!」
突然の事に周りを見るが誰もいない。
安心と共にドキドキがやってくる。
なんとなく分かってはいたんだ。
しかしこの状況は予想外で僕の心は大きく揺れ動いた。
彼女は駆け寄ってきて僕に抱きつく。
「正解、だからなんでも聞いて」
僕は聞くか悩んだがやはり聴くことにした。
なぜならきっとあの絵になっていた女性は彼女できっと彼女は死んでしまうと思った。
それだけは僕は嫌だったのだ。
「…あの部屋のこと」
「うん、応えるよ。実はあの学校ね、私のお母さんが先生やってたの」
僕は彼女に抱きつかれたままおとなしく聞く。
「すごく大好きなお母さんだった。お母さんは学校が大好きで私が生まれてからも教職に復帰してあそこで子供たちに教えてた。私もよく遊びに行ったんだ。 幼稚園の後にね」
「そういえば近くに幼稚園があったよね」
「うん、だから終わった後幼稚園の先生に小学校まで送っていってもらってた。そこで私よりも少し年上の子達ばかりだったけど放課後一緒に遊んだりお母さんと絵を描いたりピアノしたりたくさんいろんなことしたんだ」
「だから学校なんだ」
「そうだよ、でもお母さんは元々体が弱かったのもあって肺炎にかかってすぐに死んじゃったんだ。突然だったしとても辛かった。でも私の環境は私の事は考えてくれないからそれをきっかけに私はお母さんのお父さんの家で住む事になったの」
「そうなんだ、お父さんは?」
「お父さんは見た事ない。お母さん曰く世界中を飛び回ってる人なんだって」
「そっか」
「うん、だから私はそこから生活が一変した。前よりもお家は大きいし使えるお金はたくさんあるし、全部が綺麗だった。おじいちゃんもおじさんも私には優しくはしてくれるけどどこかよそよそしくてなんかそれが嫌だった。でも文句は言えないし。だから私は嫌な子になろうとしたの。そうすれば怒ってくれるでしょ。そうすればもっと私の事考えてくれるかなって思って。でもなかなかうまくいかないしお母さんに会えなくて寂しくて。たまにあそこに遊びに行って毎日の思い出や今までの思い出をあそこに集めてたの」
「それで僕達があそこを調べ出したから」
「うん、他のところに移した。でもなんか純と一緒にいたら色々考えが変わってきたよ。最初はね私はとりあえずあそこのことは知られたくないって本当に思ってた。だってあれは私の思いの結晶だもん。見つかったら捨てられちゃうと思ったから。そんな事ないのにね」
「うん」
「でもそう思っちゃった。私ねもうやめるよこういうこと。やっぱり無理してた」
「うん」
「だって私が好きな事はやっぱり学校サボってとかじゃないんだ」
「うん」
「ありがとう。もうあそこにはいかないよ。あの学校は今日が卒業式」
僕は少しずつ体を離していく真奈に合わせて彼女の顔に視線を合わせる。
彼女は僕の唇に自分の唇を合わせた。
長い時間ではなかったが彼女の体温が心の温度だとなんとなく伝わった。
彼女は唇を離すと僕の体を強く抱きしめ、離すと改札口に駆け出した。
「さよなら!」
彼女は勢いよく改札口を通り抜け、ちょうどやってきた電車に乗り込むとこちらを振り向く事なく去っていった。
僕は彼女と別れた後少しその場にいると雲の隙間から覗いた月の光が僕の体を優しく包んだ。
僕はいつも通りベッドに横たわる。
そしてスマホを取り出し莉央ちゃんの連絡先の画面で指を止めた。
彼女への連絡をしたいという気持ちと何を送るべきかという迷いの気持ちが僕を駆り立てる。
悩んだ末僕は彼女に一言だけ送った。
“彼女はあの廃校にはもう来ないよ”
僕はそれだけ送ってまた眠りについた。
彼女からの返信を待たずに。
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