メッセージの定義。
さて、自分が今、書いている作品のメッセージ(というよりテーマ)は、
「孤独から逃げてはいけない」
というものです。
あとは、
「ダンジョンを探索するのは、楽しそうだけど、人間関係が大変そう」
「ライブ配信って孤独を慰める部分もあるけど、孤独を増す部分もある」
が挙げられます。
要するに、一連の社会的状況と社会要素などを組み合わせて、こういったメッセージを作り出しました。これがメッセージです。ストーリーやプロットのアイデアの源泉と言っても良いでしょう。
しかし、次にメッセージに必要なプロットを用意して...みたいな説明は、正直好きじゃないです。シーンありきでプロットを組むこともあるはずです。プロットから社会要素を思いついてもいい。ストーリーの創作はその自由性に特徴があると思います。
ところで以前、アイデアをつくるうえで大切なことを本で読みました。
「アイデアのつくりかた 著ジェームズ・W・ヤング」
内容を簡単に要約します。
1 アイデアは既存の要素の組み合わせである。
2 要素と要素を組み合わせる際に、要素をさまざまな角度から考察する。
要素に宿る意味の声に耳を傾ける。要素を少し横目で見る。
3 ついには考えが迷路に陥り、なにもわからなくなる。
4 音楽を聴いたりして、リラックス。
5 あるとき不意にアイデアを発見!
このアイデアをつくるプロセスは、社会的状況や社会要素からメッセージを彫り出すうえで役立つでしょう。
ところで、ストーリーは理屈や手順で生まれるものじゃない、とも筆者は考えています。創作は生来的に自由な性質を持っているからです。だから、アイデアのつくりかたのような一定のプロセスに、こだわる必要はないと思います。あくまで一つの指針です。
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